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「三つ紋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

三つ紋の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
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義血侠血」より 著者:泉鏡花
がごとく懽《よろこ》べり。 当時《むかし》盲縞《めくらじま》の腹掛けは今日黒の三つ紋の羽織となりぬ。金沢裁判所新任検事代理村越欣弥氏は、実に三年前の馭者台上の....
虞美人草」より 著者:夏目漱石
真正面に眺めていると、二人の影が敷居口にあらわれた。 黒縮緬《くろちりめん》の三つ紋を撫《な》で肩《がた》に着こなして、くすんだ半襟《はんえり》に、髷《まげ》....
旧主人」より 著者:島崎藤村
織|袴《はかま》の御立派な御様子で御通りになりました。歯医者は割笹《わりざさ》の三つ紋で、焦茶色の中折を冠りまして、例の細い優しい手には小豆皮《あずきがわ》の手....
婦系図」より 著者:泉鏡花
る。 茶の中折帽を無造作に、黒地に茶の千筋、平お召の一枚小袖。黒斜子に丁子巴の三つ紋の羽織、紺の無地献上博多の帯腰すっきりと、片手を懐に、裄短な袖を投げた風采....
三浦老人昔話」より 著者:岡本綺堂
歳以上も老けているらしく、相当に時代のついているらしい糸織りの二枚小袖に黒斜子の三つ紋の羽織をかさねて、行儀よく坐っていた。お定まりの屠蘇や重詰物もならべられて....
青年」より 著者:森鴎外
井夫人と目を見合せた。 夫人は紺飛白のお召縮緬の綿入れの上に、青磁色の鶉縮緬に三つ紋を縫わせた羽織を襲ねて、髪を銀杏返しに結って、真珠の根掛を掛け、黒鼈甲に蝶....
旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
、水浅黄《みずあさぎ》のゴリゴリした浜ちりめんの、湯巻きのこともある。黒ちりめん三つ紋の羽織、紋は今日日《きょうび》とおなじ七|卜《ぶ》位だった。そのあとで、女....
今戸心中」より 著者:広津柳浪
学生か、また小官員《こかんいん》とも見れば見らるる風俗で、黒七子《くろななこ》の三つ紋の羽織に、藍縞《あいじま》の節糸織《ふしいとおり》と白ッぽい上田縞の二枚小....
平賀源内捕物帳」より 著者:久生十蘭
へ行く」 「あっしも、お供するんで」 先生は、例の通り、梅鉢《うめばち》の茶の三つ紋の羽織をせっかちに羽織りながら、 「当り前のことを言うな、お前が行かないで....
美音会」より 著者:佐藤垢石
格好の人と立話している。例の如く銀杏返しに結って、金縁眼鏡をかけ、羽織は黒縮緬の三つ紋で、お召の口綿を着ている。私は呂昇を素顔で見るのは初めてだ。なるほど老けて....

「三つ紋」の前後に使われている文字

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三つ紋を:2回
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の三つ紋:8回
ん三つ紋:1回
に三つ紋:1回