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「佳節〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

佳節の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
川中島合戦」より 著者:菊池寛
し越後に入らば我|亦甲府をつかんのみ」と言ってすましていた。九月九日謙信は重陽の佳節を祝した後、夕方例の如く古詩を誦しつつ高地を漫歩しつつ遙に海津城をのぞめば炊....
十二支考」より 著者:南方熊楠
あって、酒店で出会い、手飼いの鶏の強き自慢を争うた後、当日がグード・フライデイの佳節に当れるを幸い、その鶏を闘わす事に定めたが、公に知れてはチョイと来いと拘引は....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
がある。 次の詩は中国の詩人が茱萸を詠じたものである。 独在異郷為異客、毎逢佳節倍思親、遙知兄弟登高処、※挿茱萸少一人、手種茱萸旧井傍、幾回春露又秋霜、今来....
三国志」より 著者:吉川英治
なずいていた。 およそ一箇月ばかりの後の正月十五日のことだった。こよいは上元の佳節というので、親族や知己朋友が集まっていた。董承も病室ではあるが、吉例として数....
三国志」より 著者:吉川英治
までもない。 かかるうちにその年も暮れた。そして正月十五日の夜は、毎歳、上元の佳節として、洛中の全戸は、紅い燈籠や青い燈を張りつらね、老人も童児も遊び楽しむの....
年中行事覚書」より 著者:柳田国男
まわすことをそういうのである。あるいはこれをまた盗人防ぎともいうのを見ると、この佳節を期して予防の効果を挙げようとしていたのである。 伊豆の七島で正月二十四日....