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「使い方も〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
使い方もの前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「第五氷河期」より 著者:海野十三
た。二千万円の無心状であった。一万人の日本人を救うというのは結構だとしても、その
使い方もわからないのに、二千万円を支出するのはちょっと不可能なことである。総監は....
「青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
いところで見たのとは余ほど違っていて、かなりに古いものには相違ないのですが、刀の
使い方もずいぶん不器用で、さのみの上作とは思われません。これが三歩では少し買いか....
「ベートーヴェンの生涯」より 著者:片山敏彦
(ツェルニーに) 原注――「ベートーヴェンはピアニストとしては正確でなく、指の
使い方もときどき誤っており、音質がぞんざいであった。しかし(彼が弾くのを聴いてい....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
剥出しで実に荒々しい風ですが、もうこの地方の住民は遊牧民とはすっかり違って言葉の
使い方も幾分か都風になって居る。なお地方の訛言は免れて居りませんけれど……。
....
「入営する青年たちは何をなすべきか」より 著者:黒島伝治
い。軍隊の中に這入って、銃の持ち方や、射撃のし方を学ばなければならない。機関銃の
使い方も、野砲の
使い方も、重砲の
使い方も、また飛行機の操縦法も、戦車の操縦法も学....
「影のない犯人」より 著者:坂口安吾
んて例は、日本に於ては考えられませんよ」 「なぜですか。戦争に負けた国は、毒薬の
使い方もできないものですかねえ」 「一般に、素人がそれを使いこなす生活や知識の基....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
えに、あの気違いをいいことさいわいにしながら、役者に使ったっていうんですよ。その
使い方も罪なまねしやがったもんだが、かわいそうな気違いさんがね、もちをくれろ、も....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
ちまち感傷に変化してしまう。」 遇然とか日常性とか、特種とか普遍とかいう言葉の
使い方も又その字さえも(遇然は偶然の方がよく特種は特ダネではないのだろうから特殊....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
ルの介添人らと相談のうえ、武器はピストルにきめられた。クリストフはいかなる武器の
使い方も知らなかった。それでグージャールは、いっしょに射撃場へ行って少しは稽古《....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
った。ピストルを一つもっていたが、いつも家に置き忘れていた。そのうえ、ろくにその
使い方も知らなかった。 クリストフはその訪問中、彼女に演奏さした。楽曲にたいす....
「キャラコさん」より 著者:久生十蘭
》に使われると思いなさい。だいたい、その辺へ精神をすえて置けば、たいして間違った
使い方もせずにすむだろう」 長六閣下は、※《あずち》のほうへ向きなおって、靫《....