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吹っ切
「吹っ切〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
吹っ切の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「松の操美人の生埋」より 著者:三遊亭円朝
圖「これ/\馬作何を云うのだ」 馬「いえさ、私の友達がお祖師様の御利益で横根を
吹っ切りましたから、其のお礼のことづかりを云ってる処で」 皆々「アハヽヽヽ」 ....
「新西遊記」より 著者:久生十蘭
も暗澹たるようすをしていたが、五月の中旬をすぎると、モヤモヤと立迷っていたものが
吹っ切れてだしぬけにドーラギリの全貌があらわれた。ギザギザの尾根がいくつか重なっ....
「夜の靴」より 著者:横光利一
ったと思っていると、また強くなった風に木の葉が飛び廻り、色づき始めた柿の実が葉の
吹っ切れた枝から、目立って顕れて来る。見定めなき一日の天候。 この夜、自分らの....