» 吹っ切れ

「吹っ切れ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

吹っ切れの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
新西遊記」より 著者:久生十蘭
も暗澹たるようすをしていたが、五月の中旬をすぎると、モヤモヤと立迷っていたものが吹っ切れてだしぬけにドーラギリの全貌があらわれた。ギザギザの尾根がいくつか重なっ....
夜の靴」より 著者:横光利一
ったと思っていると、また強くなった風に木の葉が飛び廻り、色づき始めた柿の実が葉の吹っ切れた枝から、目立って顕れて来る。見定めなき一日の天候。 この夜、自分らの....