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既報
「既報〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
既報の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「モルグ街の殺人事件」より 著者:佐々木直次郎
の得るところもなかったこと、を報じた。しかし、付記として、アドルフ・ル・ボンが、
既報の事実以上になにも有罪とすべきところがないにもかかわらず、逮捕されて収容され....
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
き、そして重要なものであったからだ。――第二報は、次のように報じている。 “――
既報の大西洋海底に蟠居する怪人集団は、従来地球上にその存在を確認されたことのない....
「少女地獄」より 著者:夢野久作
校舎には何等の損害なく消止め、一同|安堵《あんど》の胸を撫下《なでおろ》した事は
既報の通りである。然るにそれから間もない二十六日の早暁に到り、その焼跡から、男女....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
馬をも拉《らっ》して去り、はからず甲府勤番支配駒井能登守の邸内に逃げ込んだことも
既報の通りであります。
こうして彼等は、相当の収穫を得て、東海道を上りがてらに....
「アド・バルーン」より 著者:織田作之助
は新聞に書かれると少しは嬉しいのか、その記事の文句をいまだにおぼえています。 「
既報“人生紙芝居”の相手役秋山八郎君の居所が奇しくも本紙記事が機縁となって判明し....
「黄昏の告白」より 著者:浜尾四郎
氏の行為は正当防衛―― 昨朝文士大川竜太郎氏方に兇漢侵入し大惨劇を演じたことは
既報の通りであるが、兇漢の指紋により果然同人は強盗前科四犯あり目下××刑務所に服....
「死者の権利」より 著者:浜尾四郎
ということで、目下その方面を取調中である。(K電話) 惨死体須山健吉氏の息と判明
既報H山上で自動車にて墜落惨死した紳士は須山健吉氏の長男春一(二十六)と判明した....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
ては、稿を耕すということばのもつ勤勉をふるい起こす対象としている。 週刊朝日で
既報された大阪朝日会館の読者大会の帰途、丹羽文雄氏や出版局のKさんと一しょに、奈....