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「根元〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

根元の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
偸盗」より 著者:芥川竜之介
に石塔婆《せきとうば》が二本、並んで、午後の日にかっと、照りつけられている。その根元にはまた、何匹かのとかげが、煤《すす》のように黒いからだを、気味悪くへばりつ....
素戔嗚尊」より 著者:芥川竜之介
つか》んで、だらりと宙に吊《つ》り下った。と思うと一つ弾《はず》みをつけて、柏の根元の草の上へ、勢いよくどさりと飛び下りた。が、その拍子《ひょうし》に足を辷《す....
妖婆」より 著者:芥川竜之介
つれ合ったと思う間もなく、蝶は二羽とも風になぐれて、まだ薄明りの残っている電柱の根元で消えたそうです。 ですからその石河岸の前をぶらぶらして、お敏の来るのを待....
惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
そこに仮りの根ざしを持つものに相違ない。不完全な人間は一気にその普遍不易の道徳の根元を把握しがたい為めに、模索の結果として誤ってその一部を彼等の規準とするに過ぎ....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
法則の始まり、それの意味またその結果を知っているのはあなたばかりであります。この根元の法則は捕えどころもなく、その及ぶ範囲も普通の常識ではとても測り知ることがで....
恐怖の口笛」より 著者:海野十三
を覆面し、鳥打帽の下からギョロリと光る二つの眼だけを見せていた。 「さあこの柱の根元をごらんなさい。ここに見えるのが痣蟹の左足です。またこっちに挟っているのが彼....
奇賊悲願」より 著者:海野十三
やった昨夜の仕事を知っているぞという風に見えた。 お寺は海端にあった。松の木の根元で煙草を吸いつけていると、引揚げられた舟の蔭から一人の男が立現われて、貫一に....
恐竜島」より 著者:海野十三
いくたびか海の中へ吹きとばされそうになった。玉太郎はポチを、おれのこっった帆柱の根元に、綱でもってしばりつけた。大波が筏をのむたびに、ポチは波の下にかくれ、やが....
火薬船」より 著者:海野十三
た。 黒いステッキのあたまが、モロの方へさしだされた。ハルクは、そのステッキの根元をもって、さしだしたのであるが、それもノルマンからいわれたとおりにした。する....
霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
でも人間のお役に立つと思えば、却ってうれしうございます……。』 『木によっては、根元から伐り倒される場合もありますが、その時あなた方は何うなさる?』 『そりゃよ....
」より 著者:井上紅梅
狂いだ」 と駝背の五少爺も合点して言った。 四 西関外の城の根元に靠る地面はもとからの官有地で、まんなかに一つ歪んだ斜かけの細道がある。これ....
村芝居」より 著者:井上紅梅
雙喜は船頭に立って叫んだ。わたしはみよしの方を見ると、前はもう平橋であった。橋の根元に人が一人立っていたがそれは母親であった。雙喜はわたしの母親に向って何か言っ....
狂人日記」より 著者:秋田滋
してから小鳥のからだを、そのむくろを庭へ埋めにもって行った。そしてそれを苺の木の根元に埋けた。見つかることは決してあるまい。私はその苺の木の実を毎日食うのだ。実....
広告」より 著者:伊丹万作
『長子』の中から私によくわかる句を、もう少し捨い出して紹介しておく。 土手の木の根元に遠き春の雲 松風や日々濃くなる松の影 あらましを閉せしのみの夕牡丹 夏草や....
本所両国」より 著者:芥川竜之介
のであろう。僕は殆どこの木の幹に手を触れてみたい誘惑を感じた。のみならずその木の根元には子供を連れたお婆あさんが二人曇天の大川を眺めながら、花見か何かにでも来て....

「根元」の前後に使われている文字

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根元で...:2回
根元の...:2回
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