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物質主義
「物質主義者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
物質主義者の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「河童」より 著者:芥川竜之介
僕に宗教というものを思い出させたのはこういうマッグの言葉です。僕はもちろん
物質主義者ですから、真面目《まじめ》に宗教を考えたことは一度もなかったのに違いあ....
「彼 第二」より 著者:芥川竜之介
《じょうじん》だろう。」
「うん、情人、……まだある。宗教上の無神論者、哲学上の
物質主義者……」
夜更《よふ》けの往来は靄《もや》と云うよりも瘴気《しょうき》....
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
面は畢竟《ひっきょう》「臆病《おくびょう》な」と云うことに過ぎない。
或
物質主義者の信条
「わたしは神を信じていない。しかし神経を信じている。」
....
「路上」より 著者:芥川竜之介
新田《にった》さんへ紹介してやって貰いたいんだが――新田さんと云うんだろう。あの
物質主義者《マテリアリスト》の医学士は?」
「そうだ――じゃともかくも手紙をやっ....
「我が人生観」より 著者:坂口安吾
いうものは、タカの知れたものである。夢であり、さめる性質のものでもある。私は元来
物質主義者だ。精神などというものも、物質に換算できる限り、換算して精算した方が、....
「妻」より 著者:神西清
私は医師の話を聴く一ぽう、いつもの癖で自分のおきまりの尺度を彼に当てて見た――
物質主義者、理想主義者、金、群棲本能、等々。しかしどの尺度も近似的にすら当てはま....