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由緒書
「由緒書〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
由緒書の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
を標準とせり。ただし地勢および祭祀理由において、特殊の事情あるもの、および特別の
由緒書あるものにして維持確実なるものは合祀に及ばず、その特別の由緒とは左の五項な....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
軽軍記』、『津陽開記』、『御系図三通』、『歴年|亀鑑』、『孝公行実』、『常福寺|
由緒書』、『津梁院過去帳抄』、『伝聞雑録』、『東藩名数』、『高岡霊験記』、『諸書....
「ああ玉杯に花うけて」より 著者:佐藤紅緑
しはきみに見せようと思って書いておいたのだ」 「なんですか」 「きみの先祖からの
由緒書きだ」 「はあ」 千三は
由緒書きなるものはなんであるかを知らなかった、で....
「長吏名称考」より 著者:喜田貞吉
に上州平野村長吏九郎左衛門、小田原長吏太郎左衛門訴訟の事がある。また、「弾左衛門
由緒書」には、 私先祖摂津国池田より相州鎌倉へ罷下、相勤候処、長吏云云。 寅年(....
「エタ源流考」より 著者:喜田貞吉
のと同じく、もと僧形をなしていたものらしい。明治三十二年に京都府へ出した「小法師
由緒書」には、 元僧侶にして、往古御遷都(奈良より京都への御遷都)の砌、南都より....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
さしめたのは、享保の頃であった。この頃しきりに各地のエタや非人の頭に命じて、その
由緒書を提出させている。けだしこれに依って、彼らの取締りの途を講ずる参考としたの....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
込んだのであろう。したがって彼らは普通に他の声聞師仲間と同一に扱われ、『弾左衛門
由緒書』なる穢多手下の四十八座中には明らかにこれを数え、本居内遠の『賤者考』にも....