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踏返
「踏返〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
踏返の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「星あかり」より 著者:泉鏡花
くなった灯の影に、透かして蚊帳の裡を覗いた。 医学生は肌脱で、うつむけに寝て、
踏返した夜具の上へ、両足を投懸けて眠って居る。 ト枕を並べ、仰向になり、胸の上....
「歌行灯」より 著者:泉鏡花
溜めた按摩めが、ちとばかりの貸を枷に、妾にしよう、と追い廻わす。――危く駒下駄を
踏返して、駕籠でなくっちゃ見なかった隅田川へ落ちようとしたっさ。――その話にでも....