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「あわわ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

あわわの前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
古事記物語」より 著者:鈴木三重吉
の鳥が、空を鳴いて飛んで行くのをご覧になって、お生まれになってからはじめて、 「あわわあわわ」とおおせになりました。 天皇は、さっそく、山辺大鷹という者に、....
寺坂吉右衛門の逃亡」より 著者:直木三十五
とも、遅く着く人が、持っているかも知れねえ」 「吉良《きら》れ上野、首無しの段、あわわわわ、話をして、うだっちまった。頭がふらふらすらあ」 一人が、勢いよく、....
若き日の成吉思汗」より 著者:林不忘
てウインクする)いかな大王も恋には弱い。意馬心猿《いばしんえん》追えども去らず、あわわわわわ。(あわてて口を押さえる。誰も相手にせず) 者勒瑪《ジェルメ》 (じ....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
それをどうしていえるものか。俺は貴様みたいにおしゃべり病にかかってはおらん。――あわわ、しまった。とにかくそういって杉田は泣いて私に見張を頼んだのであります。わ....
白金之絵図」より 著者:泉鏡花
と一所に、垣根に立ってござって……」 と老人は手真似して、 「ちょうちちょうちあわわ、と云うてな、その児をあやして、お色の白い、手を敲いておいでなさる。処へ、....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ば嫌だ……」 その時、道庵は何と思ったか、あわてて自分の口へ手を当てて、子供があわわをするように、 「様、様、様、様」 と続けざまに呼びましたから、若い劇作家....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
「さあ、そこだ……そこで尾州の奴、何と出た……様、様、様、様」 道庵がここで、あわわをするように口を抑《おさ》えました。僧形の同職は少しもひるまず、 「左様、....
つづれ烏羽玉」より 著者:林不忘
以前《まえかた》よく、三組町の御小人長屋へ行きやしたから――」 「手慰みか」 「あわわ、いえ、なにその、へへへへ」 「まあいいや。それで、饗庭の屋敷は知っている....