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「おなり〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

おなりの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
少年」より 著者:芥川竜之介
をぶらつかせている。 「あなたはきっと賢《かしこ》い奥さんに――優しいお母さんにおなりなさるでしょう。ではお嬢さん、さようなら。わたしの降りる所へ来ましたから。....
俊寛」より 著者:芥川竜之介
《さえぎ》りました。 「僧都《そうず》の御房《ごぼう》も宗人《むねと》の一人に、おなりになったとか云う事ですが、――」 「それはそう思うに違いない。成親の卿さえ....
或る女」より 著者:有島武郎
なたどうぞおからだをお大事に。太郎《たろう》さんはまだ学校でございますか。大きくおなりでしょうね。なんぞ持って上がればよかったのに、用がこんなものですから」 ....
或る女」より 著者:有島武郎
うわたしに愛想が尽きたら尽きたとはっきりいってください、ね。あなたは確かに冷淡におなりね。わたしは自分が憎うござんす、自分に愛想を尽かしています。さあいってくだ....
草迷宮」より 著者:泉鏡花
思いなさいます心から、この頃では身も世も忘れて、まあ、私を懐しがって、迷って恋におなりなすった。 その唄は稚い時、この方の母さんから、口移しに教わって、私は今....
歌行灯」より 著者:泉鏡花
て、 「一つ頼もう。女房さん、済まないがちょいと借りるぜ。」 「この畳へ来て横におなりな。按摩さん、お客だす、あとを閉めておくんなさい。」 「へい。」 コトコ....
女客」より 著者:泉鏡花
口についていうようでおかしいんですが、私もやっぱり。貴下は、もう、今じゃこんなにおなりですから、私は要らなくなったでしょうが、私は今も、今だって、その時分から、....
革鞄の怪」より 著者:泉鏡花
で隣合って一目見た、早やたちまち、次か、二ツ目か、少くともその次の駅では、人妻におなりになる。プラットフォームも婚礼に出迎の人橋で、直ちに婿君の家の廊下をお渡り....
伊勢之巻」より 著者:泉鏡花
ぞお美しいのがいらしって、三由屋でお待受けなのでござりますね。わざと迷児になんぞおなり遊ばして、可うござります、翌日は暗い内から婆々が店頭に張番をして、芸妓さん....
悪獣篇」より 著者:泉鏡花
黙って死なして下さいますよ。もう、もう、もう、こんな汚わしいものは、見るのも厭におなりなさいますよ。」 「いや、厭になるか、なりませんか、黙って見殺しにしましょ....
小夜啼鳥」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
ございます。なにはとにかく、おやすみあそばせ。そうして、またおげんきに、お丈夫におなりなさいまし。なにかひとつ、うたってさしあげましょう。」 そこで、さよなき....
雪の女王」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
ひとたちのお休みのところがよくみられます。そこで、どうか、あなたがりっぱな身分におなりになったのちも、せわになったおれいは、おわすれなくね。」 「それはいうまで....
ドモ又の死」より 著者:有島武郎
は才覚があって画がお上手だから、いまにりっぱな画の会を作って、その会長さんにでもおなりなさるわ。お嫁にしてもらいたいって、学問のできる美しい方が掃いて捨てるほど....
葛飾砂子」より 著者:泉鏡花
進むる膝、灯とともに乗出す膝を、突合した上へ乗せ合って、その時はこういう風、仏におなりの前だから、優しいばかりか、目許口付、品があって気高うてと、お縫が謂えば、....
罪人」より 著者:アルチバシェッフミハイル・ペトローヴィチ
のを捜しているときになって、奥さんはやっと臆病げに口を開いた。 「あなた御病気におなりなさりはしますまいね。」 フレンチは怒が心頭より発した。非常なる侮辱をで....