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おろおろ涙
「おろおろ涙〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
おろおろ涙の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「新釈諸国噺」より 著者:太宰治
しただけに、あとのつらさが、こたえるわい。」と腹をおさえて涙を流した。 女房も
おろおろ涙声になって、 「まあ、どうしましょう。ひどい、いたずらをなさる人もある....
「五重塔」より 著者:幸田露伴
い老耄、生先の長い彼めが人様に恨まれるようなことのないようにせねばなりませぬ、と
おろおろ涙になっての話し。始終を知らで一筋にわが子をおもう老いの繰言、この返答に....