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「お化け〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

お化けの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
地球盗難」より 著者:海野十三
もないことだよ。……只ネス湖の怪物がネ」 「ネス湖の怪物? 怪物て、どんなもの。お化けのことじゃない」 武夫はもう中学の三年、お美代の方は高等小学を終ったばか....
三十年後の世界」より 著者:海野十三
「えッ。話をしあうって。魚と魚と話ができるのかい。いやあ、たいへんだ、いよいよお化け魚ときまった。とてもたべられるしろものじゃない」 キンちゃんは青くなった....
鞄らしくない鞄」より 著者:海野十三
は》だ困るのであった。 もっとも課長は、今夜の行動を、役所の用事とはしないで、お化け鞄と猫又《ねこまた》に興味を持つ帆村荘六を援助するための特別行動である――....
怪星ガン」より 著者:海野十三
だく日がきましょう。それまでお待ちください」 「もう待ちきれませんね。衣装だけのお化けと酒もりしているのはやりきれませんからね」 「ごもっともです。しかし、物事....
骸骨館」より 著者:海野十三
その両側がかなり幅をとって菜園になっており、その道を子供が歩くときでも、両側からお化けのように葉をたれている玉蜀黍や高粱をかきわけて行かねばならなかった。 そ....
ふしぎ国探検」より 著者:海野十三
「ははは。あなたがた、つまらない心配しています。わたくし、決してあやしくない。お化けでもありましぇん、魔法使いでもありましぇん。あなたがたがあやしいと思うこと....
超人間X号」より 著者:海野十三
らは、山の中で、お化《ば》けの木に出あったと思ったからだ。この次は、二人ともこのお化けの木にたべられてしまうだろう。 「ほほほほ」と、お化けの木は、枝をゆるがし....
時計屋敷の秘密」より 著者:海野十三
ないものか考えてみりゃ分る」 「北岸さんの意見に、僕も賛成だね。幽霊屋敷だとか、お化けのうなる声がしただのというばかげた話は、まじめになって出来ないですからね。....
地球要塞」より 著者:海野十三
えていた。 汎米連邦《はんべいれんぽう》――いよいよ第三次世界大戦か? 「お化け地球事件」をつたえた怪放送の謎! 私は、只ひとり苛々し、呻吟《しんぎん》....
宇宙戦隊」より 著者:海野十三
空間」だ。それははじめてのことだった。濃緑色と暗褐色のだんだらに塗られた、西瓜のお化けのような「魔の空間」だった。 「帆村所長。あの『魔の空間』は、なぜよく見え....
大宇宙遠征隊」より 著者:海野十三
んから、重力のなくなったときの味噌汁の話をきいておかなかったら、ぼくはコーヒーのお化けを見たと思ったにちがいない」 と、三郎は、ためいきをついた。彼のひたいに....
大空魔艦」より 著者:海野十三
顔がのぞいている。しかしどれもこれも防毒面を被っているので、下から見ると、異様なお化けが巨人飛行機にのっているとしか見えなかった。 「さあ、はやく乗った!」 ....
風波」より 著者:井上紅梅
て来た。そういうわけでなかなか世事に通じていた。たとえばどこそこでは雷公が蜈蚣のお化けを劈き殺した。どこそこでは箱入娘が夜叉のような子を産んだ。というようなこと....
妖怪談」より 著者:井上円了
あります。ところが十人|十種、ある人は天狗の談を、ある人は狐の話を、またある人はお化けのお話を、ある人は霊魂のと申されまして、なにを話してよいやら一向分かりませ....
淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
に穴を明けてスッポリ被り、左右の腕に垂れた個処を袖形に裁って縫いつけ、恰で酸漿のお化けのような服装をしていた事があった。この服装が一番似合うと大に得意になって写....