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お杉お玉
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
の大神宮へ参拝致した、その途中、かの間《あい》の山《やま》と申すところに、名物の
お杉お玉と申すものがおって、三味を弾《ひ》いて歌をうたい、客の投げ与うる銭を乞う....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
二 古市を知るものは伊勢音頭を知る。間《あい》の山《やま》を知る者は
お杉お玉を知らねばならぬ。 「お玉さあーん」 寒風《さむかぜ》の松並木のあたり....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
、間《あい》の山《やま》の賑《にぎ》わいのうちに、古来ひきつづいた名物としての「
お杉お玉」というものの存在を――
そうして米友の唯一の友であり、兄妹であるとい....
「伊勢之巻」より 著者:泉鏡花
寞として茶を煮る媼、特にこの店に立寄る者は、伊勢平氏の後胤か、北畠殿の落武者か、
お杉お玉の親類の筈を、思いもかけぬ上客一|人、引手夥多の彼処を抜けて、目の寄る前....