» し掛る

「し掛る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

し掛るの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
死の快走船」より 著者:大阪圭吉
の視野の中へ、鏡のような内湾が静かに横わって来た。船は緩やかにその内湾の入口に差し掛る。間もなく私達は、無気味な吹溜りを擁していると云う小さな鉤形の岬を曲り始め....
千曲川のスケッチ」より 著者:島崎藤村
た。 「ええ、すっかり釣られて了いました」 「どうだネ、君の方は」 「五|尾ばかし掛るには掛りましたが、皆な欺されて了いました」 「む、む、二時間もあるのだから....
魔像」より 著者:林不忘
二 九段の中坂《なかざか》近く。 堀留の横町からもちの木坂へ差し掛る角屋敷は、西丸御書院番、二千石の知行《ちぎょう》をとるお旗本、大迫玄蕃の住....