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「だらりの帯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

だらりの帯の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
外来語所感」より 著者:九鬼周造
。外来語は山紫水明の古都までも無遠慮に侵入している。平安朝このかた一千年の伝統をだらりの帯に染め出しているような京の舞妓に「オープンでドライヴおしやしたらどうど....
日本文化私観」より 著者:坂口安吾
じると、群を圧し、堂々と光彩を放って目立つのである。つまり、舞妓の独特のキモノ、だらりの帯が、洋服の男を圧し、夜会服の踊り子を圧し、西洋人もてんで見栄えがしなく....
地上」より 著者:島田清次郎
子ちゃん、店にいるの。こっちへ来てお習いをしないこと?」 「はあい」と燃ゆる緋のだらりの帯に、きら/\光る花簪が自分ながら素晴らしくてならない、米子と市子が出て....
絵筆に描き残す亡びゆく美しさ」より 著者:上村松園
いなりにいいものです。舞妓を描く場合に一番大切なのは、何といっても中心になるあのだらりの帯です。カラコロ、カラコロと例のおこぼをひきずって、大きい振袖でしゃなり....