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ちょび髭
「ちょび髭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ちょび髭の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「オリンポスの果実」より 著者:田中英光
っかけた五尺そこそこ無髯《むぜん》の川北氏が、六尺有余、でっぷりした赭顔の鼻下に
ちょび髭を蓄えた堂々たる紳士のネルチンスキイを説得している有様は、まるで書生が大....
「天馬」より 著者:金史良
、或はどこかに製作費を出すような莫迦《ばか》息子はいないものかと、首をひねり合う
ちょび髭を生やした映画不良やら、何かこそこそと隅っこで企《たくら》み合う金山ブロ....
「博物誌」より 著者:岸田国士
の気どりやが、ふだんから癪に障ってしようないのだ。 そんな風で、頭を青く染め、
ちょび髭をぴくぴくさせ、いかにも兵隊好きらしく、彼女は朝から晩まで独りでぷりぷり....
「はつ恋」より 著者:神西清
で、表情に富んだ鳶色の目と、細い小ぢんまりした白い鼻をもち、小っぽけな口の上に、
ちょび髭を生やしている。――「この人、罰金ごっこの仲間に入らなかったんですからね....