とろとろ火[語句情報] » とろとろ火

「とろとろ火〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

とろとろ火の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
隣の嫁」より 著者:伊藤左千夫
な心が同時にわく。湯は明いてますからとお袋がいうままに省作は風呂場へゆく。風呂はとろとろ火ながら、ちいちいと音がしてる。蓆蓋を除けて見ると垢臭い。随分多勢はいっ....
白峰山脈縦断記」より 著者:小島烏水
ではない、漆黒の空である、人の心も泣き出しそうになる、しかし暁天までには、焚火のとろとろ火に伴れて、穴へでも落ちたようにグッスリと寝込んでしまった、眼が覚めると....
ロザリオの鎖」より 著者:永井隆
とといの夜の夢を思い出しました。 どこかの松山を父と二人通ってゆくと、向こうにとろとろ火が燃えている。 「あれは何でしょう?」父に問うた。 「あれは聖霊の力で....