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ど真ん中
「ど真ん中〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ど真ん中の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「乱世」より 著者:菊池寛
士である。お目見得以上の士は五人しかいない。彼はその五人の中で、家の格式がちょう
ど真ん中に位している。 「五人だけは、獄門になるのは分かった。が、後の八人はどう....
「八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
屋敷の方へ何心なく歩いて行った。 駿河守の下屋敷と森帯刀家の下屋敷との、ちょう
ど真ん中まで来た時であったが、幽かな幽かな笛のような音が、彼の眼の前の地面を横切....
「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」より 著者:佐々木直次郎
夜ロンドン中でも一番静かな室とも、また一番平凡な室とも言えたろう。 室のちょう
ど真ん中に、ひどく※《ね》じ曲ってまだぴくぴく動いている一人の男の体が横たわって....
「知識と政治との遊離」より 著者:中井正一
場合がある。例えばマルクス・アウレリュウスのごとくローマ皇帝の位、すなわち政治の
ど真ん中にいても、心はその世界が嫌でたまらず、のたうちまわりながら、その世界から....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
「では、新田の本陣は?」 「義貞のおる所は、丘のすそから、和田ノ岬との、ちょう
ど真ん中」 「二本松」 「お。彼処を二本松と呼ぶか。……あのあたりに燦々と見ゆる....