はだ薄[語句情報] » はだ薄

「はだ薄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

はだ薄の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
函館の大火について」より 著者:寺田寅彦
はないようであるが、それらの研究はまだ決して徹底的とは言い難く、宣伝の効果もはなはだ薄弱であると思われる。 消防当局のほうでもたとえばポンプや梯子の改良とか、....
自由画稿」より 著者:寺田寅彦
このような状態は○○などにおいて特に顕著なようである。 科学に関する理解のはなはだ薄い上長官からかなり無理な注文が出ても、技師技手は、それはできないなどという....
獄中消息」より 著者:大杉栄
ろをそのまま実地に復習するようなものです。そして僕は、僕の自然に対する知識のはなはだ薄いのに、毎度毎度恥じ入る。これから大いにこの自然を研究して見ようと思う。 ....
徳育如何」より 著者:福沢諭吉
《くにみちなくんばまきてこれをふところにすべし》」とて、自国を重んずるの念、はなはだ薄きに似たれども、かつて譏《そしり》を受けたることなきのみならず、かえって聖....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
にては神道の主とするところとなれり。 父母を慕い死人をおもうの情は、西洋人はなはだ薄く、東洋人はなはだ厚し。父母の葬儀のごとき、ただ目前に哀を呈するのみにて、....