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はめる
「はめる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
はめるの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旅なかま」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
足をくじいたのですね。 *しだの木は魔法の木。しだの木のむちに、やなぎの枝の柄を
はめる。 ヨハンネスはそのとき、ふたりでおばあさんをかかえて、住居までおくって....
「雪の女王」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
手ぶくろがある。おまえなら、ひじのところまで、ちょうどとどくだろう。まあ、これを
はめると、おまえの手が、まるであたいのいやなおっかさんの手のようだよ。」と、むす....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
者に荒されたんでは、わたしたちは大迷惑だからな。場合によっては、職権妨害罪をあて
はめることも出来るんだが、そんなことはあまりしたくないし……」 室戸博士の言葉....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
かり部屋にくくりつけになっている。コップ一つだって、ちゃんとゴム製のサックの中に
はめるようになっている。そしてそのサックは壁とか机の上とかに、しっかり取りつけて....
「虫喰い算大会」より 著者:海野十三
= ―― □□□ □□ 3 註:―― 1から9までの九種の数字を□の中へ
はめること (3)★ QAR _______ QTAN)....
「梟の眼」より 著者:大倉燁子
くって、欲しくって堪らないが、これは我慢しなければならないので、その代りに小指に
はめるマルキイズを借りることにして、ルビーの指輪に若干の金を添えて話をつけた。 ....
「カンカン虫殺人事件」より 著者:大阪圭吉
や、まだ銀色に光る新しい鉄粉が、山と積って捨てられてある。 喬介は直ちに手袋を
はめると、比較的|新らしい鉄屑の傍へ腰を屈めて、ごそごそとさばき始めた。暫く一面....
「革命の研究」より 著者:大杉栄
んで行こうとするものを捕まえる。彼等は革命を救うという口実の下に、実はそれに轡を
はめるために、「狂犬ども」を死刑にしたロベスピエールやサン・ジュストの輩の真似を....
「続獄中記」より 著者:大杉栄
すのかと思った。そんな時か、あるいはあばれて仕末に終えない時かのほかには、手錠を
はめるのをまだ見たことがなかった。その男は来てからまだ一度もあばれたこともなけれ....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
れはまあ、他人のために骨を折るとか、他人にものをやるとか、普通の生活の場合にあて
はめるには少し適切でないかもしれませんが、祈って自分に在る仏智を喚び起せば、おの....
「母子叙情」より 著者:岡本かの子
。そして、自身|嘗めた経験からみたそういう世の中というものに、親身のむす子をあて
はめるため、叱ったり、気苦労さすのは引合わないような気がする。 「では、なぜ?」....
「青春の逆説」より 著者:織田作之助
した。 縞のワイシャツの上へ地味なネクタイをしめて、上衣のボタンを丁寧に二つも
はめると、如何にもお勤人らしくなった。その姿でびっしょり汗をかきながら出社すると....
「わが文学修業」より 著者:織田作之助
とも一つの原因だと思った。で、私は小説の場合、あらかじめ理論をつくってそれをあて
はめるというようなことはしなかった。次に、永年科白で苦労していい加減科白に嫌気が....
「めでたき風景」より 著者:小出楢重
崩すことが出来るけれども、山高帽子やシルクハット等はあらゆる階級、人相へ直に当て
はめることが困難である。もちろん、日本では山高は正月と葬式と赤十字社総会において....
「ニッケルの文鎮」より 著者:甲賀三郎
を捜索したと認められるにもかかわらず、他に同様の指紋が現れない事で、兇行後手袋を
はめるという事はちょっと常識では考えられませぬ。つまり犯人が二人いたか、あるいは....