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ばった物
「ばった物〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ばった物の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
行ってしまったんですよ」と、番頭は苦笑いをしていた。その傍には何か油紙に包んだ硬
ばった物が横たえてあった。 「何ですえ、それは……」 「こんなもので……」 油....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
》けがッ!」 はッ!――とお辞儀をしようとした大之進、なんだか懐中に硬《こわ》
ばった物がはいっているから、フト思い出して、 「あ! ここにございました。手前、....
「春心」より 著者:田中貢太郎
づきのいい背の高い女が出て来た。それがお高であった。お高は長方形の渋紙に包んだ量
ばった物を抱いていた。 「出たのですの」 「そうだよ、お出ましになったのだ」 「....