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びっくり仰天
「びっくり仰天〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
びっくり仰天の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「恐竜艇の冒険」より 著者:海野十三
るさいことになったからだ。察するところ、例の巨船グロリア号が、ぼくらの恐龍を見て
びっくり仰天《ぎょうてん》し、そのことを無電で放送し、救助をもとめたため、救助の....
「少年探偵長」より 著者:海野十三
おけばよかった。こんな質素ななりをしていた婦人のことだから、二十万円だといえば、
びっくり仰天して、すぐさようならと店をでていくかと思いの外、とんでもないちがいだ....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
、あの高熱を発するようになっているのだ。 そのような熱弾をくらった異人たちは、
びっくり仰天。 「あっ、あつい、あつい」 「わあ、あつい。助けてくれ」 とでも....
「鞄らしくない鞄」より 著者:海野十三
ことが出来なかった。突然窓から吹きだした紅蓮《ぐれん》の炎に、肩車担当の二警官は
びっくり仰天《ぎょうてん》、へたへたとその場に尻餅《しりもち》をついたからである....
「超人間X号」より 著者:海野十三
ちがそんなうわさをしているとき、谷博士が村へひょっくり姿をあらわしたので、みんな
びっくり仰天《ぎょうてん》。 「みなさん、しばらくごぶさたをしました。あのときは....
「時計屋敷の秘密」より 著者:海野十三
になっているが、たしかにどっちも一人分の白骨がねていたのである。 さあ、みんな
びっくり仰天《ぎょうてん》、にげ出す者もあれば、その場で腰をぬかす者もあった。そ....
「爆薬の花籠」より 著者:海野十三
きな音がしたものだから、船客たちは、きっと、顔色をかえた。ミマツ曲馬団の一行も、
びっくり仰天! 「あっ、あの物音はなんだ」 「今の音は、爆弾でも落ちたのかな。こ....
「未来の地下戦車長」より 著者:海野十三
た。すると月光と懐中電灯の光がもぐらの背をてらす。もぐら先生は、急に光をあびて、
びっくり仰天《ぎょうてん》、大いそぎで、土の中にもぐりこむのであった。 「ああ、....
「戦時旅行鞄」より 著者:海野十三
ひっかかり、顔も手足も血だらけにして歯をくいしばっていたが、金博士の声を耳にして
びっくり仰天、狼狽する途端に、すとーんと地面へ落ちて、いやというほど腰をうちつけ....
「怪塔王」より 著者:海野十三
「おやおや、先生はそこに立っているのに、三階からも先生の声がするぞ」 黒人は、
びっくり仰天です。 「こうら、はやく横須賀へやれ。わしのこの顔が見えないとでもい....
「人造人間エフ氏」より 著者:海野十三
えに、大辻は顔をあげると、そこには正太少年が立っていた。 それを見ると、大辻は
びっくり仰天して、あっと叫ぶなり、その場に一メートルほどもとびあがったと思うと、....
「大宇宙遠征隊」より 著者:海野十三
、日本人だろう」 その怪物が、いきなり日本語で話しかけてきた。それには三郎は、
びっくり仰天した。 「ええっ!」と、三郎はいったきり、全身から、汗がふきだしてた....
「空襲警報」より 著者:海野十三
うわーッ、バンザーイ。バンザーイ」 思いがけない万歳の声に、靴屋のおじさんは、
びっくり仰天したが、ハラハラと涙をこぼし、溝板に立ちあがるなり、 「忠勇なる少年....
「新学期行進曲」より 著者:海野十三
ううちに、元のゴム毬位の大きさになり、やがてぱっと消えてしまいました。さあ人間は
びっくり仰天、これをなんていうでしょうか「ああ、わしは今そこで幽霊を見たよ」って....
「革命の研究」より 著者:大杉栄
ができなかった。そしてその後、バブーフの共産的陰謀が起った時には、山岳党ですらも
びっくり仰天してしまった。彼等は民衆の漠然とした社会主義的平等の憧憬をよく知って....