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ぼんぼん時計
「ぼんぼん時計〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ぼんぼん時計の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
い事のように快かった。
やや小半時《こはんとき》もそうしたままでいると、帳場で
ぼんぼん時計が九時を打った。三階にいるのだけれどもその音はほがらかにかわいた空気....
「青年」より 著者:森鴎外
しなんぞはしない」大石は睫毛をも動かさずに、ゆったり胡坐をかいている。 帳場の
ぼんぼん時計が、前触に鍋に物の焦げ附くような音をさせて、大業に打ち出した。留所も....
「葛飾砂子」より 著者:泉鏡花
て、 「小僧さん、まあお上り、菊枝さん、きいちゃん。」と言って部屋の内を※すと、
ぼんぼん時計、花瓶の菊、置床の上の雑誌、貸本が二三冊、それから自分の身体が箪笥の....