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「めの字〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

めの字の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
婦系図」より 著者:泉鏡花
の圧ぐらい掛ります。」 「ああいう口だ。はははは、奥さんのお仕込みだろう。」 「めの字、」 「ええ、」 「二階にお客さまが居るじゃないか、奥様はおよしと言うのに....
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
を垂れた鰐口が懸かっている。木連格子の前には奉納の絵馬もたくさんに懸かっている。めの字を書いた額も見える。千社札も貼ってある。右には桜若葉の小高い崖をめぐらして....
支倉事件」より 著者:甲賀三郎
の所番地も飛び/\に読めそうだ。 「しめたぞ」 岸本は嬉しそうに呟いた。 「初めの字は確に『本』だぞ。ハテ、本郷かな、本所かな、あゝ二字目は少しも分らない、そ....
大切な雰囲気」より 著者:小出楢重
するが、それで特に眼が大きく鋭く作られてあるのかと思う。 そしてここの絵馬にはめの字の記されたものが多く、午の歳の男、め、め、め、と幾つも記されてある。 そ....
湯島の境内」より 著者:泉鏡花
源の島田の真似もします。慰みに、お酌さんの桃割なんか、お世辞にも誉められました。めの字のかみさんが幸い髪結をしていますから、八丁堀へ世話になって、梳手に使っても....
磯部の若葉」より 著者:岡本綺堂
の長い紐を垂れた鰐口が懸っている。木連格子の前には奉納の絵馬も沢山に懸っている。めの字を書いた額も見える。千社札も貼ってある。右には桜若葉の小高い崖をめぐらして....