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アイヌ語
「アイヌ語〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
アイヌ語の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「火山の名について」より 著者:寺田寅彦
ころではこれらの伝説は自然科学的の立場から見ればほとんど無価値なものであり、また
アイヌ語による解釈も部分的には正しいかもしれないが到底全部が正しくないことは、人....
「言葉の不思議」より 著者:寺田寅彦
これはfとrである。かなで書くとみんなハ行とラ行と結びついている点に興味がある。
アイヌ語の春「パイカラ」はだいぶちがうが、しかしpをbに、kをhに代えるとおのず....
「土佐の地名」より 著者:寺田寅彦
示唆し、いわゆる作業仮説としての用をなすものに過ぎないという事である。また例えば
アイヌ語との関係を示しても、それだけでは現在のアイヌと土佐と直接の交渉があったと....
「アイヌ神謡集」より 著者:作者不詳
しょうか.おおそれはあまりにいたましい名残惜しい事で御座います. アイヌに生れ
アイヌ語の中に生いたった私は,雨の宵,雪の夜,暇ある毎に打集って私たちの先祖が語....
「遠野の奇聞」より 著者:泉鏡花
と共に浜へ越ゆる境木峠を行くとて、また笛を取出して吹きすさみつつ、大谷地(ヤチは
アイヌ語にて湿地の義なり内地に多くある地名なりまたヤツともヤトともヤとも云うと註....
「武士を夷ということの考」より 著者:喜田貞吉
蝦夷は、古これをエミシといへり。(中略)中世にては、これをエビスと訛る。(中略)
アイヌ語の Emus とは、今太刀、刀の意なれども、もともと勇敢なる武士、郎党よ....
「「ケット」と「マット」」より 著者:喜田貞吉
があって、その中には「蝦夷詞もいと多し」と書いてある。真澄は松前にも渡って、相当
アイヌ語をも知っておったであろうから、その言うところ信ずべき価値がある。また秀酒....
「えぞおばけ列伝」より 著者:作者不詳
る小袖の衣裳や首から下げる胸飾りや耳輪などを賠償に出すがいい,というのであった.
アイヌ語では卵も睾丸もともにノク(nok)という一語で表わすところから,こういう....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
集が、一、二丁も向うにあるW・Cへ向って、いっさんに駈け出して行った。 真岡は
アイヌ語の「モウカ」である。「美しい波の上」という語義だそうである。 十四日の....
「あの世の入口」より 著者:知里真志保
アイヌ語の地名を調べていると、海岸、または河岸の洞窟に、あの世へ行く道の入口だと....
「学問ある蛙の話」より 著者:知里真志保
桃太郎の昔話を
アイヌ語研究の先輩連に語らせるときっと面白いことになるだろうと思う。昔々、爺さん....
「言語と文化史」より 著者:知里真志保
やれ漕げ」という意味の舟唄のはやしだったのであります。すなわちアイヌのゆりかご、
アイヌ語でシンタと称するこのゆりかごは、アイヌの観念においては舟であったことがわ....
「アイヌ語学」より 著者:知里真志保
アイヌ語の研究にかけては、世界的な権威として、その名声をうたわれているジョン・バ....
「アイヌ宗教成立の史的背景」より 著者:知里真志保
また、第二の男が、細めに開けてあった戸をいっぱいに開いて戸外に飛出したのは、
アイヌ語で子宮を“ポ・アパ(po-apa 子の・戸口)と呼んでいることでも知れる....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
これらのことについては、他日稿を改めて別に論じたい。 (付言)なお唱門の名義が、
アイヌ語のシャモまたは沙門と関係があるのではなかろうか、満洲・蒙古・北部アジア等....