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アゾフ海
「アゾフ海〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
アゾフ海の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「道標」より 著者:宮本百合子
は一枚もなかった。
写真の列は年代を追って、伸子の前にカザンの市の眺望を示し、
アゾフ海岸の景色や、近東風な風俗の群集が動いているチフリス市の光景をくりひろげた....
「石油の都バクーへ」より 著者:宮本百合子
。 自分と連れとは、その夜タガンローグをさしてバクーを出立した。タガンローグは
アゾフ海に沿うた小さな町でアントン・チェホフの故郷なのである。....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
いますよ、と云ったわ。自慢していいものみたいに。その町の裏に出口のない湾みたいな
アゾフ海があって、崖があって、人通りがありませんでした。あの博物館や蠅や、この頃....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
写真がどっさりあって、細々とした感じの書斎でした。彼の生れたタガンローグの町は、
アゾフ海のそばで、ロストフのそばで、其処にある家はいかにも小さな屋台店の持主らし....