アラビア人[語句情報] » アラビア人

「アラビア人〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

アラビア人の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
映画時代」より 著者:寺田寅彦
が眼前に広げられる。ホテルの一室で人が対話していると、窓越しに見える遠見の屋上でアラビア人のアルラーにささげる祈りの歌が聞こえる。すると平凡な一室が突然テヘラン....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
タルコス、ヒッパルコス、ポセイドニオス/プトレマイオス/ローマ人/ルクレチウス/アラビア人の科学上の位置/科学に対する東洋人の冷淡/アルハーゼンの言明 ※ ラバ....
ルバイヤート」より 著者:小川亮作
――愛人を月になぞらえて呼んだ愛称。 118ラヴイ語――中世ペルシア語。イランがアラビア人に征服される以前、三世紀から七世紀にかけてササン王朝時代に用いられてい....
映画雑感(Ⅰ)」より 著者:寺田寅彦
。熱帯の白日に照らされた道路のはるか向こうから兵隊のラッパと太鼓が聞こえて来る。アラビア人の馬方が道のまん中に突っ立った驢馬をひき寄せようとするがなかなかいこじ....
霊魂第十号の秘密」より 著者:海野十三
いる。と、そのあとから聖者レザール氏の長身が現われた。僧正服《そうじょうふく》とアラビア人の服とをごっちゃにしたような寛衣《かんい》をひっかけ、頭部には白いきれ....
地球要塞」より 著者:海野十三
軍は重傷を負った。犯人は、その場で逮捕せられたが、彼等は将軍の民族強圧に反対するアラビア人であった。今後、同国内におけるこの種の示威運動は、活溌になるであろうと....
ガリバー旅行記」より 著者:スウィフトジョナサン
の書き方が、実に風変りなのです。ヨーロッパ人のように、左から右へ書くのでもなく、アラビア人のように、右から左へ書くのでもなく、中国人のように、上から下へ書くので....
レーリー卿(Lord Rayleigh)」より 著者:寺田寅彦
から小船に乗ってナイル河を遡った。南京虫や蚤蚊に攻められながら、野羊の乳を飲み、アラビア人のコックの料理を食って、一八七二年の十二月十二日から翌年三月中旬にわた....
マーカス・ショーとレビュー式教育」より 著者:寺田寅彦
踊る人間の肉体の立派さは神の作った芸術でこれだけはどうにもしようがない。特にあのアラビア人のような名前のついた一団の自由自在に跳躍する翻筋斗の一景などは見るだけ....
フランケンシュタイン」より 著者:シェリーメアリー・ウォルストンクラフト
、ただ一つの薄暗いほとんど無いに等しい光だけをたよりに、生への道を見つけた、あのアラビア人のようなものだった。 あなたの熱心さ、あなたの眼に現われている驚きと....
錬金詐欺」より 著者:小酒井不木
ばれ、織物の染色と共に、主として僧侶の手によって寺院内で行われたのであるが、後にアラビア人が埃及を占領するに及んで、金属の染色だけでは満足せず、卑金を黄金に変化....
百喩経」より 著者:岡本かの子
して気にも留めなかった。一つはこの案内者の見かけが平凡でそこらにざらにある雑種のアラビア人とちっとも違わないし、その上相当に狡くもあったのでただ出鱈目をいう言葉....
狂人日記」より 著者:秋田滋
。小屋に住む黒人たちの国に行ってみよ。風に揺らめく褐色の天幕の下に寝起きする白色アラビア人の住む国へ行ってみよ。ひとりひとりの人間などは問題にもなにもなっていな....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
ド人中にはバラモン教徒、イスラム教徒、火教徒あり。そのほかにはマレー人、シナ人、アラビア人等ありて労働に従事せるが、その各種および土人の間の紛争絶えずという。日....
はつ恋」より 著者:神西清
の男は、退職大尉と呼ばれた人物で、年は四十がらみ、みっともないほどのアバタ面で、アラビア人みたいに髪の毛が縮れて、猫背で、がに股で、肩章のない軍服を着て、胸のボ....