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イタリア語
「イタリア語〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
イタリア語の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「モルグ街の殺人事件」より 著者:佐々木直次郎
いことは確かだ。男の声だったかということは確かではない。女の声だったかもしれぬ。
イタリア語には通じていない。言葉は聞きとれなかったが、音の抑揚で、言ったのはイタ....
「旅日記から」より 著者:寺田寅彦
分がペンク氏から借りて持って来た海図の巻物を、なんだと聞かれたから、いいかげんの
イタリア語でカルタマリーナと答えたら、わかったらしかった。 ホテル・ロアイヤー....
「デカルトと引用精神」より 著者:戸坂潤
古くダンテが
イタリア語の父であるとされ、又降ってルターがドイツ語の完成者と云われるように、ル....
「比較言語学における統計的研究法の可能性について」より 著者:寺田寅彦
と、イタリアにも類似の名が出て来たりするのである。(タミール語 Kalisan.
イタリア語 Calzoni)。 しかしこれらの例をあげたのは、決してこれらの語....
「日本脱出記」より 著者:大杉栄
本の暗誦もした。おまけに、帰りにはオーストリア、スイス、イタリアと廻るつもりで、
イタリア語の会話の本までも買った。 ところで、その日になって警察本部の外事課へ....
「獄中記」より 著者:大杉栄
外国語をやるという意味だ。最初の未決監の時にはエスペラントをやった。次の巣鴨では
イタリア語をやった。二度目の巣鴨ではドイツ語をちっと噛った。こんども未決の時から....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
。不思議な偉大さを持っているダンテは、最も古く俗語の「詩」を書いて、文学的な市民
イタリア語の建設者となった(ダンテの「俗語論」というのがあるがまだ読んだことがな....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
。 朝起きてから夜寝るまで、仕事はただ読書に耽るにある。午前中はアナーキズムと
イタリア語との研究をやる。アナーキズムは、クロポトキンの『相互扶助』と、ルクリュ....
「二つの正月」より 著者:寺田寅彦
しらえもののいかものだけはわが地質学者を欺く訳に行かないのがおかしかった。片言の
イタリア語でお神さんに「コレ、日本の地質学者。……ダメ」と云ったようなことを云っ....
「追憶の冬夜」より 著者:寺田寅彦
の胸を指さし、ただ一言ゆっくり静かに Il mio. と云った。そのときほど私は
イタリア語というものを優美なものに思ったことはないような気がする。 ドイツの冬....
「家なき子」より 著者:楠山正雄
じぎをした。 そのときヴィタリス親方が言った。 「この犬の名をカピと言うのは、
イタリア語のカピターノをつめたので、犬の中の頭ということです。いちばんかしこくっ....
「純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
、現われるとまもなくヒューウェル(Whewell)及びクールノーの古い試みと共に
イタリア語に訳出された。またドイツでは、初め忘れられながらもゴッセンの著作が、既....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
、しばらくここに滞在した。 この間に、友人アボットに手紙を出して、フランス語と
イタリア語との比較や、パリおよびローマの文明の傾向を論じたりしたが、一方では王立....
「審判」より 著者:カフカフランツ
だった。もちろんこの場合には、うまい口実を設けることはほとんど不可能だった。Kの
イタリア語の知識はたいして多くなかったが、ともかく役にたつ程度だった。しかし決定....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
聞(週刊、月刊をも含む)総計百八十九種のうち、スペイン語に属するもの百五十四種、
イタリア語の分十四種、ドイツ語八種、英語六種、その他ロシア語、スウェーデン語、ト....