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「エナメル〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

エナメルの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
文章」より 著者:芥川竜之介
に立って来た学校の生徒に埋《うず》められている。保吉は庫裡《くり》の玄関に新しいエナメルの靴《くつ》を脱《ぬ》ぎ、日当りの好《い》い長廊下《ながろうか》を畳ばか....
湖南の扇」より 著者:芥川竜之介
。彼女は外光に眺めるよりも幾分かは美しいのに違いなかった。少くとも彼女の笑う度にエナメルのように歯の光るのは見事だったのに違いなかった。しかし僕はその歯並みにお....
老妓抄」より 著者:岡本かの子
ように見せた。顔は少し横向きになっていたので、厚く白粉《おしろい》をつけて、白いエナメルほど照りを持つ頬から中高の鼻が彫刻のようにはっきり見えた。 老妓は船の....
振動魔」より 著者:海野十三
片隅を、無言の裡に指した。そこには黒い横長の木札の上に、トイレットという文字が白エナメルで書きしるされてあった。 雪子夫人は、吸いつけられるように、その便所の....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
を滑っていった。そして軈て中佐がピタリと止ったのは、「司令官室」と黒い札の上に白エナメルで書かれた室だった。 奇怪な湯河原中佐は、扉の鍵穴に、なにものかを挿し....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
のだ)を細く切って巻いておいた。果たしてこれでもつかどうかと案じ、さらにその上にエナメルを塗ることにした。エナメル塗はコードが垂直に垂れる部分しかやってなかった....
地球盗難」より 著者:海野十三
リ填っていた。だがそれは爆弾ではなかった。ロケットB18号――と、鋼鉄の上に白いエナメルでもって書き綴られていた。 ああロケット。なぜ佐々はロケット室の前に引....
死の快走船」より 著者:大阪圭吉
。この中へ葉書やカードを密封して、人目につきやすいように、ほら、外側をこんな風にエナメルで着色して、海流の方向速度等を知るために、海の中へ投げ込む原始的な漂流手....
太平洋魔城」より 著者:海野十三
、彼の掌のうえに、ちょうど一ぱいにのる小さな缶だった。その缶の胴には、一たん白いエナメルをぬりこみ、そのうえに赤黒青のきれいなインキで外国文字を印刷してあるもの....
歯車」より 著者:芥川竜之介
政治、実業、芸術、科学、――いずれも皆こう云う僕にはこの恐しい人生を隠した雑色のエナメルに外ならなかった。僕はだんだん息苦しさを感じ、タクシイの窓をあけ放ったり....
赤いくつ」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
ためにこしらえたのですが、足に合わなかったのですといいました。 「これはきっと、エナメル革だね。まあ、よく光ってること。」と、お年よりはいいました。 「ええ。ほ....
貞操問答」より 著者:菊池寛
に、虫の喰ったくらいの丸い穴があいている。 「これくらい、大丈夫よ。マニキュアのエナメルを塗っておくと、毛が抜けないから。洋服でかくれちゃうわ。」 「うん、そう....
大切な雰囲気」より 著者:石井柏亭
ては清潔第一、垢が禁物であることを論じては「それは手術室の如く埃と黴菌を絶滅し、エナメルを塗り立てて、渋味、雅味、垢、古色、仙骨をアルコオルで洗い清め、常に鋭く....
変身」より 著者:カフカフランツ
に答えるかのように、隣室の支配人は今度は一、二歩しっかりした足取りで歩いて、彼のエナメル靴をきゅうきゅう鳴らした。グレゴールに知らせるため、右側の隣室からは妹の....
魂の喘ぎ」より 著者:大倉燁子
はかあッとなって眼がくらくらとしました。ハンド・バッグが二個、一つは鰐革、一つはエナメル、開けて見ると立派なコンパクトやらクリーム入れやら、女の持つものがぎっし....