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オランダ語
「オランダ語〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
オランダ語の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「船医の立場」より 著者:菊池寛
ると、この二艘は先発隊で、大将ペリーはまだ来ていない。その上、漢語ばかりでなく、
オランダ語を話す通辞《つうじ》さえいないので、薪水《しんすい》積込《つみこ》みの....
「サフラン」より 著者:森鴎外
そうである。植物の名もそうである。 父は所謂《いわゆる》蘭医《らんい》である。
オランダ語を教えて遣《や》ろうと云われるので、早くから少しずつ習った。文典と云う....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
。さらに歩め、止まれ、お辞儀をして見よ、舞踏せよ、酔漢の態をせよ、日本語で話せ、
オランダ語で話せ、それから歌えなどの命令だ。彼らはそれに従ったが、舞踏の時にケン....
「読書法」より 著者:戸坂潤
的良心」を疑っているのも亦、そういう場合の一種ではないかと疑われる。そこでは旧い
オランダ語のテキストが問題になっているので、私には内容については全く何の意見も持....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
のであると答えられた。そこでなお津田先生に質して見ると、同先生は、この語は自分が
オランダ語のブュルゲルリーク・レグト(Burgerlyk regt)の訳語として....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
ャ上るは上るは、雷の子でほにほろ/\/\下るは/\」と囃《はや》した。ホニホロは
オランダ語らしいからこの腰付馬《こしつけうま》もオランダ渡来だろうと言われたが、....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
味かわしにもわからぬ」 「次は Monologion《モノロジオン》――これは、
オランダ語でございますか、イギリス語でございますか」 「その原書はイタリーのもの....
「ガリバー旅行記」より 著者:スウィフトジョナサン
かわそうとのことだ。」 この通訳は私の顔を見ると、すぐヨーロッパ人だと思って、
オランダ語で話しました。そこで、私は、 「私は遠い/\世界の果で難船したオランダ....
「異郷」より 著者:寺田寅彦
の禿げた肥った主人が居て、B君と二言三言話すと、私の方を見て、何か云ったがそれは
オランダ語で私には分らなかった。 店のすぐ次の間に案内された。そこは細長い部屋....
「私の小説」より 著者:坂口安吾
りでなく、自由自体に古いモラルを真実訂正する実力がなかつたのだらう。 幕末に、
オランダ語の自由といふ語が初めて飜訳の必要にせまられた時、当時の蘭学者は訳語に窮....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
翻訳するにあたり、翻訳を間違えたり、あるいは故意に曲解して実行することは、いまの
オランダ語の通訳官と一|寸《すん》一|分《ぶ》も違わぬことがありはせぬか。 理想....
「福沢諭吉」より 著者:高山毅
らしい時代にむかう日本人に、 道しるべをあたえた人。 それまでねっしんにまなんだ
オランダ語をすてて、 世界に通用する英語を、独学でまなんだ人。 アメリカやヨーロ....