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「オート三輪〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

オート三輪の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
最後の胡弓弾き」より 著者:新美南吉
おけ》はなくなっていた。そして天水桶のあったあたりには、木之助の嫌《きら》いな、オート三輪がとめてあった。 「ごめんやす」とほっぽこ頭巾をぬいで木之助は土間《ど....
一坪館」より 著者:海野十三
が聞えだしたと思ったら、それがだんだん近づいてこの交番の焼跡の前に停った。それはオート三輪車というもので、前にオートバイがあり、うしろが荷物をのせる箱車になって....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
候でゴッホの春の嵐の絵が思い出されました。黒い密雲と射しとおす日光の条。往来で、オート三輪のフロントガラスがキラリと閃いたりして。やがて青葉。そういえば、土管お....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
何と話が間違ったのか荷車が一台来て、ふとん包みなんかもち出して、一日おいて三日にオート三輪四遍往復して、あとリヤカー二台で大きいものを動かしました。本がえらくて....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
えで琵琶湖の湖北へ出て帰京した。汽車に乗ったのは、ごく一区域で、乗物には自動車、オート三輪、バス、なんでも利用してあるいた。乗らなかったのは駕籠と馬だけであった....