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カイト
「カイト〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
カイトの前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「怪塔王」より 著者:海野十三
よ怪電波は、通信文をつづりはじめました。 さあ、なにをいってくるのか? 「――
カイトウオウトワボクセヨ、ホムラ」 電文は、「怪塔王と和睦せよ、帆村」というの....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
鳶から思い付いたもので、日本ではトンビ凧といい、漢字では紙鳶と書く。英語でも凧を
カイトという。すなわち鳶と同じことである。それを見ても、遠い昔から人間と鳶とは余....
「華々しき瞬間」より 著者:久坂葉子
みる時に決して主観をいれてみませんね。僕は音楽でそれを知った。ノイエザッハリッヒ
カイトってやつですよ。それは、生き方の解釈法にもなっている」 「強い人ね。悪に於....
「愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
に最も他人の運命を損じるエゴイスティックな生き方をしているのである。ゲレヒチッヒ
カイトの盛んな人は裁く心も強い。そして鋭いという感じを他人に与える。裁くのはもと....
「学生と教養」より 著者:倉田百三
盲を克服して、あらゆる人と時と処とにおいて不易なる道徳的真理そのもの、ジットリヒ
カイトを見出すことを任務とする。 かかる普遍的に妥当なる道徳的真理が存在するか....
「惜別」より 著者:太宰治
ない。いや、現在の清国の姿が、ganz それです。いま世界中で、あわれなアイテル
カイトで生きているのは、あの Dame だけです。あの Gans だけです。」 ....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
蓄するものだとさえ思われている。 私は前の方の一面を道徳の習俗性(ジットリッヒ
カイト)と呼び、後の方の一面を道徳の心情性(ゲミュート)と呼ぶことが出来ると思う....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
ある場合には無くてならない条件であって、美学や芸術学でいうインテレッセロージッヒ
カイト(無関心)の性質に相当する生理的事情だと云っていいかも知れない。そしてこの....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
、すでに不向きなのである。そして第二に、視覚に訴えることを可教授性(レーヤバール
カイト)と可学習性(レルンバール
カイト)の本質的条件としている莫大な科学的財産の....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
トの「アントロポロギー」、コーエンの「純粋意志の倫理学」、ヘーゲルのジットリッヒ
カイトの概念、フォイエルバハの「アントロポロギー」、マルクスの「人間存在」が、夫....
「だいこん」より 著者:久生十蘭
、フランス風の逆立ちはこんなにもエレガントなものだということを即物的《ザハリッヒ
カイト》に証明し、〈巴里にいる日本の女のかた〉の骨のあるところを見せ、全体主義の....
「晩夏」より 著者:堀辰雄
》が本当に何年ぶりかで私の口を衝《つ》いて出た。――|孤独の淋しさ《アインザアム
カイト》とはちがう、が殆どそれと同種の、いわば|差し向いの淋しさ《ツワイザアムカ....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
グサ)、Polysiphonia yokosukensis Hariot(ヨコス
カイトゴケ)、Champia expansa Yendo(オオヒラワツナギ)、G....
「哲学入門」より 著者:三木清
なければならぬ。人間の主体性の自覚においてペルソナ(格人)とは異るペルゼーンリヒ
カイト(人格)が成立するのである。ペルソナはもと俳優が自己の演ずる役割に従って被....