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「カスピ海〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

カスピ海の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
道標」より 著者:宮本百合子
サスを旅行したとき、伸子たちの乗っている白い遊覧船は、一日のうちに必ず二度三度はカスピ海にそそぐ河口のアストラハンからヴォルガをさかのぼって来る西瓜船とすれちが....
プロレタリア婦人作家と文化活動の問題」より 著者:宮本百合子
われ、非常な注目をひいた。小説ではない。一九一八年から二〇年にかけてのヴォルガ・カスピ海地方における赤軍の活動、ソヴェト権力確立までの実録だ。が、その事実の歴史....
石油の都バクーへ」より 著者:宮本百合子
古い部分は五、六世紀頃から存在しているのである。 大通りを行きつめたら、自然とカスピ海に向う、立派な遊歩道《プロムナード》へ出た。ペルシア行汽船の埠頭などがあ....
長篇作家としてのマクシム・ゴーリキイ」より 著者:宮本百合子
ォルガ河がその上流から悠々と崖を洗い、草原をひたし、木材の筏《いかだ》を流しつつカスピ海にそそぎ入るように、目についた端の方から、一つずつひろがる流れにまき込ん....
逝けるマクシム・ゴーリキイ」より 著者:宮本百合子
民主義者のロマーシという男と或る農村に行き、危く殺されかけるような目にも遭った。カスピ海の漁業組合の労働者としてのゴーリキイ。やがてドヴリング駅の番人をしながら....
マクシム・ゴーリキイによって描かれた婦人」より 著者:宮本百合子
脚をやったということのある定期市も、その一九二八年が最後で閉鎖された。ペルシャやカスピ海沿岸との通商関係は進歩して古風な酔どれだらけの定期市の必要がなくなったの....
マクシム・ゴーリキイの伝記」より 著者:宮本百合子
に十年の流刑を終ってからのことであった。 秋になってから、ゴーリキイは村を去りカスピ海の岸「汚いカルムイッツの漁場、カバンクール・バイの漁師の小さい組合に入る....
マクシム・ゴーリキイについて」より 著者:宮本百合子
ガ通いの汽船の皿洗い小僧。ゴーリキイは二十四歳になる迄に、更にパン焼職人であり、カスピ海の漁業労働者であり、踏切番であり、弁護士の書記でありました。これらの生活....
上海」より 著者:横光利一
とんどロシアの知事の生活と、チェホフとチャイコフスキーとボルシェビーキと日本と、カスピ海の腸詰の話とで暮して来た。しかし、ふと彼は家に残して来たお杉の処置を考え....