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カナリア
「カナリア〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
カナリアの前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
月一日、曇り。北風いよいよ強く、白浪海面に連なるも、船の揺動するに至らず。朝来、
カナリア群島の間に入る。雲気のために右方の島を望むことを得ざるも、左方のテネリフ....
「ああ玉杯に花うけて」より 著者:佐藤紅緑
にひるむような手塚ではない。かれはこびるような目をむけていった。 「きみ、ぼくの
カナリアが子をかえしたからあげようね」 「いらないよ」 「じゃね、きみは犬を好き....
「柿の種」より 著者:寺田寅彦
ほぼ前後して細君らしい婦人がこの家に現われて、門口で張り物をしたり、格子戸の内の
カナリアにえさをやったり、※子窓の下の草花に水をやったりしていた。犬の大きくなる....
「仮装人物」より 著者:徳田秋声
れと同時に、下宿の部屋の窓先きに、丸い鳥籠がかかっていて、静かな朝などに愛らしい
カナリアの啼き声が、彼の部屋へも聞こえて来たが、それが葉子の引越しを祝って、彼女....
「探偵小説と音楽」より 著者:野村胡堂
情があるからであろう。 ヴァン・ダインは私の好きな作家の一人だが、その出世作「
カナリア殺人事件」の重大な詭計《トリック》は、ベートーヴェンの第五シンフォニー第....
「ヴアン・ダインの作風」より 著者:平林初之輔
の探偵小説作家の中で、群を抜いて王座をしめた作家である。 『ベンスン殺人事件』『
カナリア殺人事件』『グリーン殺人事件』『僧正殺人事件』その他に近作一つと都合五つ....
「ヂユパンの癖とヴァンスの癖」より 著者:平林初之輔
型のジャイアントでもない。 平凡なただの人間である。最近できた『グリーン』や『
カナリア』に扮したアクターは、まあはまり役だろう。もっともこのトーキーは二つとも....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ればなりません。 きょうは、どこの家でもくつろいでいるのね。こうやっていると、
カナリアの囀る声に混って、うれしそうにさわいでいる隣の子供の丸い足音、人の声がい....
「小鳥」より 著者:宮本百合子
大した理由もなかった。去年の夏、田舎に行き、青々と葉を重ねた葡萄棚の下に、真黄な
カナリアの籠の吊してあるのを見た。止り木から止り木へ、ひょいひょい身軽に移る度毎....
「雁」より 著者:森鴎外
活溌であるが、中にも目立って籠の数が多く、賑やかなのは、明るい黄いろな外国|種の
カナリア共であった。しかし猶好く見ているうちに、沈んだ強い色で小さい体を彩られて....
「人間腸詰」より 著者:夢野久作
ソンナ女たちを眺めているばかりでした。 可哀相に女の出来ねえ職人たら歌を忘れた
カナリアみてえなもんで……ヘエ。あっしゃ今でも気が若い方なんで、その頃はまだ三十....