» カ条

「カ条〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

カ条の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十八時の音楽浴」より 著者:海野十三
た音楽であった。第39型とは、大統領が国民はかくあらねばならぬというおよそ三十九カ条の条件を満足する標準人間の型なのであった。 その三十九カ条をいちいち列記す....
青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
足の女はどうもただの人間ではないかも知れないとも言った。その証拠として、かれは幾カ条かの怪しむべき事実をかぞえ立てたそうであるが、それは秘密に付せられて世に伝わ....
大捕物仙人壺」より 著者:国枝史郎
慶喜に対する処置としては、内大臣を辞すること、封土一切を返すべきこと、この二カ条が決定された。 旧幕臣は切歯した。慶喜としても快くなかった。会桑二藩は特に....
幽霊塔」より 著者:黒岩涙香
西夫人なども確かに其の一人だ、所が此の死骸の腕には何の繍身もない。 余が此の二カ条を言い立てると検査官は驚き、直ぐに又叔父を呼び出して、尋問したが叔父も足の裏....
馬琴の小説とその当時の実社会」より 著者:幸田露伴
中の風俗習慣や儀式作法と、当時の実際の風俗習慣や儀式作法との関係も、また重要の一カ条でございますし、馬琴の小説中にあらわれて居りまする宗教上の信仰や俗間の普通思....
安重根」より 著者:谷譲次
常に感じましたのは、四年前、日露戦争の当時からであります。それから以後になって五カ条の日韓条約が成立し、なお続いて七カ条の条約が締結されました。これを機会に私は....
ナポレオンの遺書」より 著者:豊島与志雄
浄書したもので、現に文書保存局に原文が残っている――その遺書の中に、次のような一カ条がある。 予は、セント・ヘレナの手記、及び、最近六年間に刊行されたる、格....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
和戦の交渉一から十まで尾張藩一箇の働きで、長州の吉川監物《きっかわけんもつ》に三カ条を提示して所決を促したのも、西郷でも何でもない、実は犬山成瀬の家老|八木雕《....
法然行伝」より 著者:中里介山
は衆徒のいきどおりをなだめ、退いては弟子の僻見を戒むる為に、自分の門徒を集めて七カ条の起請文《きしょうもん》を作り、門下の主立てるもの八十余人の名を連署して、天....
創作家の態度」より 著者:夏目漱石
でありますが、これは純粋なる歴史的研究とは云えないかも知れません。今まで述べた三カ条はみな文学史に連続した発展があるものと認めて、旧を棄《す》てて漫《みだ》りに....
それから」より 著者:夏目漱石
最後には、比較的金銭に不自由がないので、ある種類の女を大分多く知っているのとの三カ条に、帰着するのである。が代助は其所《そこ》まで解剖して考える必要は認めていな....
彼岸過迄」より 著者:夏目漱石
出るような這入《はい》るような」というところまでは考えて見ないので、彼はあまる二カ条の特性をも等しくこの洋杖の中《うち》から探《さが》し出そうという料簡《りょう....
文芸の哲学的基礎」より 著者:夏目漱石
場合でないから、諸君の御研究に一任する事として講話を進めます。もっとも今申した四カ条のうち、意識推移の原則については私の「文学論」の第五篇に不完全ながら自分の考....
幻影の盾」より 著者:夏目漱石
鷹の足を纏《まと》える細き金の鎖の端《はし》に結びつけたる羊皮紙を読めば、三十一カ条の愛に関する法章であった。所謂《いわゆる》「愛の庁」の憲法とはこれである。…....
明暗」より 著者:夏目漱石
めざ》すところは、馬鹿にならないで自分の満足の行くような解決を得る事。 この三カ条のうち彼はただ第三だけを目的にして東京を立った。ところが汽車に揺られ、馬車に....