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キジ
「キジ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
キジの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「古事記」より 著者:太安万侶
か」とお尋ねになりました。そこで大勢の神たちまたオモヒガネの神が申しますには、「
キジの名鳴女《ななきめ》を遣《や》りましよう」と申しました。そこでその
キジに、「....
「土曜夫人」より 著者:織田作之助
なく、この女中の生活の荒れでもあった。人間はよかったが品行はわるく、木崎の名を「
キジャキ」と発音して、木崎を見る眼がいつも熱く燃えているので、木崎は辟易していた....
「華々しき瞬間」より 著者:久坂葉子
っこで練習している。最初、クイックステップを二三回踊り、脚を楽にさせておいて、エ
キジヴィションのタンゴにかかった。五時半まで彼女は踊りつづけた。その間、阿難の片....
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
。木耳にしなければなりますまい。六|親を失い財帛不足孤苦無援の木耳にね」 ジョ
キジョキ不気味の音がした。肉を削いでいるらしい。 とまた月子の声がした。 「さ....
「青春の息の痕」より 著者:倉田百三
いすまい」と。そして神様に私を助けてしかせしめ給わんことを祈りました。私は神のエ
キジステンスなどを議論する気がないのです。私は私の祈りの心持ちの実験にたよります....
「私の母」より 著者:堺利彦
えられて大の猫好きであったが、母が毎度話して聞かせたところに依ると、私の幼い頃、
キジという猫がいて、それが若様に対する老僕と言ったような格で、一度私の手にかかる....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
三歳にもなってそんな頭をして行ったら東京へ出て笑われると言われ、宗太に手鋏でジョ
キジョキ髪を短くしてもらい、そのあとがすこしぐらい虎斑になっても頓着なしに出かけ....
「山の雪」より 著者:高村光太郎
る。なんだかかわゆらしい。わたしは小鳥におこされて、目をこすりながらおきあがる。
キジやヤマドリは秋には多く見かけるが雪がふるとあまりこない。遠くの沼にはカモがお....
「オリンポスの果実」より 著者:田中英光
のグルウプの人々は――。
帰朝して間もなくインタアカレッジで漕《こ》がされたエ
キジビジョンの風景を想い出します。
真紅《しんく》のオォルに真紅のシャツ。みん....
「喫煙四十年」より 著者:寺田寅彦
煙のうちでもずいぶん高価な煙であろうと思うが、しかし国防のためなら止むを得ないラ
キジュリーであろう。ただ平時の不注意や不始末で莫大な金を煙にした上に沢山の犠牲者....
「小浅間」より 著者:寺田寅彦
知恵のために重い責任を負うて無我な真剣な努力に精進する人間にのみ恵まれた最大のラ
キジュリーではないかという気がするのであった。 そんなことを考えながら、T君の....
「夏」より 著者:寺田寅彦
頭を冷やして全身の汗を拭うと藤棚の下に初嵐の起るのを感じる。これは自分の最大のラ
キジュリーである。 夜は中庭の籐椅子に寝て星と雲の往来を眺めていると時々流星が....
「病院風景」より 著者:寺田寅彦
蒲団の行先は分からない。 この角の向側に牛肉屋の豊国がある。学生の頃の最大のラ
キジュリーは豊国の牛鍋であった。色々の集会もここであった。天文関係の人が寄ったと....
「ルクレチウスと科学」より 著者:寺田寅彦
の状況がリアルな恐ろしさをもって描き出されている。マンローによればこれはおもにツ
キジデスを訳したものだそうであり中には誤謬もあるそうである。これは医者が読んだら....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
外国の哲学の影響は、科学的に大して問題とするに足りない(高々ハイデッガー系統のエ
キジステンツ哲学位いなものであろう)。そして日本の哲学として最も有力な西田哲学と....