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コルシカ島
「コルシカ島〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
コルシカ島の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ナポレオンと田虫」より 著者:横光利一
交換したかも知れなかった。こうして森厳な伝統の娘、ハプスブルグのルイザを妻とした
コルシカ島の平民ナポレオンは、一度ヨーロッパ最高の君主となって納まると、今まで彼....
「旅愁」より 著者:横光利一
次の日、地中海は荒れて船の動揺が激しくなった。矢代は夕日の落ちかかろうとする
コルシカ島の断崖を眺めながら、甲板の上に立っていた。ときどき波が甲板に打ち上った....
「今日の生活と文化の問題」より 著者:宮本百合子
本の婦人たちの鏡台の上からコティの香水だの白粉だのが姿を消した。ナポレオンと同じ
コルシカ島のアジャチオ生れのこの敏腕な香水屋が、世界の香水界を支配する実業界の王....
「大切な雰囲気」より 著者:小出楢重
八時頃にはマルセーユの港へ入るそうだ。 今日の午後には、ナポレオンの流された、
コルシカ島のそばを通過する。 きのうは、エトナの噴火山のすぐ近くを通過して、噴....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
小さな島が別に仕切りをして載っていた。彼はその仕切りの上に指を置いて言った。
「
コルシカ島、これがフランスを偉大ならしめた小島だ。」
それは凍った空気の息吹《....
「モルガンお雪」より 著者:長谷川時雨
るでしょう。地中海《うみ》を越した向うは、アフリカの熱帯地ですよ。それ、あすこが
コルシカ島。先日話したナポレオンのこと知ってるでしょう。此処いらは海アルプス。こ....
「今昔茶話」より 著者:国枝史郎
御供とすべきよう進言し、これが成功して、欧洲第一の名家、ハプスブルグ家の姫君は、
コルシカ島の成上がり者の配偶となったのである。 曠世の英雄ナポレオンも、マリア....
「ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
った。 やがて、午後一時四十分、ニースはランピア港の税関|河岸《がし》を離れた
コルシカ島行きの遊覧船は、粋士佳人を満載して、鴎《かもめ》と紛《まご》う白き船体....
「ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
ピヤ港を出帆したM・Q汽船会社の Bon Voyage 号は『三百|法《フラン》
コルシカ島周遊』の粋士遊客を満載し、眠げなる波の夢を掻き乱しながら、シズシズと春....
「ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
これが新聞広告の原稿」 マルセーユの『ヘルキュレス』よ! 大きなことをいうな!
コルシカ島に『ナポレオン』あり※ 汝のごとき張子《はりこ》の牛は、ナポレオンの....