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ゴシック式
「ゴシック式〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ゴシック式の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地図に出てくる男女」より 著者:吉行エイスケ
ゴシック式、絵画的な風景を背景にして香港《ホンコン》の海の花園を、コリシャン・ヨ....
「永日小品」より 著者:夏目漱石
のそれと、何の境もなくのべつに続いている。 裏通りを隔《へだ》てて向う側に高い
ゴシック式の教会の塔がある。その塔の灰色に空を刺す天辺《てっぺん》でいつでも鐘が....
「街頭から見た新東京の裏面」より 著者:杉山萠円
で、却《かえっ》てつまらなく見える。 それよりもルネッサンス式の変化したもの、
ゴシック式を今一層シツッコクしたものなぞが光っている。その中でも又一番活躍して眼....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
現われた。 彼の目の前には三の切り札が爛漫たる花となって咲き乱れ、七の切り札は
ゴシック式の半身像となり、一の切り札は大きい蜘蛛となって現われた。そうして、ただ....
「地水火風空」より 著者:豊島与志雄
ほほう、これはまた不思議だ……と私は思ったのである。頭髪半白な剽軽なA老人が、
ゴシック式のシャトーを讃めようとは。 だが、老人の眼は、よく見ると、工科大学の....
「金の十字架の呪い」より 著者:チェスタートンギルバート・キース
あった。 彼等は円いアーチの会堂のような円い小室に出て来た。なぜならその会堂は
ゴシック式の尖端のとがったアーチが矢尻のように吾々の文明をつきさす前に建てられた....
「芸術と数学及び科学」より 著者:三上義夫
丘陵の上に巍峨たる石造の山城が構築されたものや、諸都市における教会の建造物など、
ゴシック式の建築がしきりに造られ、ずいぶん美観の称すべきものがある。 文学にお....