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「ゴム布〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

ゴム布の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
地中魔」より 著者:海野十三
「おッ、お親分、手首をどうしたんです」 手首が見えない。右の手首の形はなく、ゴム布のようなものでグルグル捲いてある。 「正金銀行の金庫の底に、爆弾が仕掛けて....
ふしぎ国探検」より 著者:海野十三
もちだした。 会長が女史に、白い手拭《てぬぐい》で目かくしをし、その上にさらにゴム布で二重の目かくしをする。そしてうしろへ身を引き、合図《あいず》の手をあげる....
宇宙戦隊」より 著者:海野十三
全速力でとばせた。が、白い雲は意地わるく、右から左から、また上から下からと、白いゴム布をのばしたようにのびていった。しかもそののび方が一点をめがけてのびていくよ....
火星兵団」より 著者:海野十三
度は、先生の両眼が見えなくなってしまった。それは、うしろから、いやにぬらぬらするゴム布のようなもので、目かくしをされてしまったのである。 いくら、じたばたやっ....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
だけれどひどく雷が鳴ると子供を三人自分の膝の前へかためて坐らせて、頭の上から黒いゴム布をかぶせて、息もつかないようにしていました。随分暑苦しくて、何だかその方が....