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シスト
「シスト〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
シストの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
ものの中にのみ潜んでいなければならない。そういう見方によって生きる人はロマンティ
シストだ。 更に又或る人は現在に最上の価値をおく。既に現われ終ったものはどれほ....
「革命の研究」より 著者:大杉栄
必要な革命的狂熱と思想の大胆さを引き出して来ることができるのだ。 今、マルクス
シストや、ポシビリストや、ブランキストや、またブルジョワの革命家等を一瞥して見る....
「日本脱出記」より 著者:大杉栄
地並みの室にあった。週刊『ル・リベルテエル』(自由人)月刊『ラ・ルヴィユ・アナル
シスト』(無政府主義評論)との事務所になっているほかに、ラ・リブレリ・ソシアル(....
「『小さな草と太陽』序」より 著者:小川未明
て、分かるものでない。 小供の勇気を見よ。冒険を信ぜよ。子供のすべてはロマンチ
シストであった。なんで、人間は、大きくなって、この心を有しないのか。そして、旧習....
「童話の詩的価値」より 著者:小川未明
、無邪気ということがこの神秘の関門をくぐる唯一の鍵であります。 子供程ロマンチ
シストはありません。誰でも一度は子供の時代があったのです。どんな心の醜悪な人間も....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
市中に飛び出し市民の救援を求めた、とかように申すのであります」 彼はあたかも「ピ
シストラアッスに似る者でございます。古代の記録によりますに、昔、ピ
シストラアッス....
「二・二六事件に就て」より 著者:河合栄治郎
き、私は云い難き深刻の感情の胸中に渦巻けるを感じた。 三 ファッ
シストの何よりも非なるは、一部少数のものが〈暴〉力を行使して、国民多数の意志を蹂....
「愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
いという一事であった。 享楽主義者たるをも、イリュウジョンに没頭し得るロマンチ
シストたるをも得なかった私には、いかにせばよき生が得らるるかが緊要な問題であり、....
「生活と一枚の宗教」より 著者:倉田百三
、天皇陛下のためなら死んでもよいという。政党のためなら死んでもよい。あるいはファ
シストならば日本のために死んでもよいという。結局何ものか、これこそまちがいがない....
「党生活者」より 著者:小林多喜二
更に私たちは細胞会議の決議として、「マスク」の編輯《へんしゅう》で、工場内のファ
シスト、社会ファ
シストのバクロを新しく執拗《しつよう》に取り上げてゆくことにきめ....
「ヤミ論語」より 著者:坂口安吾
ことができない。 私は、旧秩序への復帰を正理とする人々の方が不健全、畸型なファ
シストに見え、それにくらべれば、過渡期上の一部の悪現象は、まだしも、健全に見える....
「早すぎる埋葬」より 著者:佐々木直次郎
の小説にするのにはあまりに恐ろしすぎる、というような題材がある。単なるロマンティ
シストは、人の気を悪くさせたり胸を悪くさせたりしたくないなら、これらの題材を避け....
「デイモンとピシアス」より 著者:鈴木三重吉
ーモディヤスとアリストゲイトンの二人は、希臘のアゼンの町の勇士で、そこの暴君のピ
シストラツスという人の子供らを切り殺した人たちです。この二人の像がアゼンに立って....
「人間失格」より 著者:太宰治
は、ただもう阿呆のひやかしで、いちど自分を紹介しにその会合へ行ったきりで、マルキ
シストは、生産面の研究と同時に、消費面の視察も必要だなどと下手な洒落《しゃれ》を....
「花火」より 著者:太宰治
も珍しいのである。杉浦透馬は、苦学生である。T大学の夜間部にかよっていた。マルキ
シストである。実際かどうか、それは、わからぬが、とにかく、当人は、だいぶ凄《すご....