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シャブ
「シャブ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
シャブの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
は病院、貧院等へ寄付して、慈善に用うという。 米国の寺院には、毎月一、二回ソー
シャブルと称し、その檀徒のもの、おのおのその友人知己を誘い寺院に至り、互いに紹介....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
受けてくれました。
その別荘の下に小さな美しい二軒家があります。その家はラマ・
シャブズンという方の家です。けれどもそのお方はその頃市場の方に住んで居られてその....
「安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
走っているから、デンスケ君は死に物ぐるいに追走してゴールインとともに山際さんにム
シャブリついて小僧同志の大乱闘となる。犬の先手をうつような闘争的な小僧さんなども....
「現代忍術伝」より 著者:坂口安吾
羽ガラスは、よく食う。実に食慾をたのしんでいる。もっぱら食慾にかゝりきって、骨を
シャブッて玩味し、汁をすくって舌の上をころがし、両手から肩、胸の筋肉を総動員して....
「桜の森の満開の下」より 著者:坂口安吾
こんだり、逆さに立ててころがしたり、だきしめて自分のお乳を厚い唇の間へ押しこんで
シャブらせたりして大笑いしました。けれどもじきにあきました。 美しい娘の首があ....
「三十歳」より 著者:坂口安吾
、私には分らぬけれども、彼女が私の現身に見出し、見すくめ、意地わるくその底までも
シャブリつゞけていたものは、私が見つめていた彼女の女体よりも、もっと俗世的な、救....
「二十一」より 著者:坂口安吾
にもたれてフーセンアメ屋がいたから、それを買って路傍の餓鬼共にオゴッてやり、僕も
シャブリ乍ら家へ帰った。 結局、最後に、外国語を勉強することによって神経衰弱を....
「飛騨の顔」より 著者:坂口安吾
えて、そこにだけ多少の期待をもっていたのであった。 ★ ド
シャブリのクラヤミに下呂へついた。長い梅雨のあとに更に昨日来の豪雨で、谷はあふれ....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
翌日も、その翌日も、十日すぎ、一月すぎても尻の穴を改めにやってこない。人の骨まで
シャブル悪党にしては珍しいことだと思いつつ、日ごと怖しい訪れを待つ気持も次第に薄....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
と知りませぬ。それより念日様をお早く……」 「急がぬものじゃ。今宵から舐めようと
シャブろうと、そなたが思いのままに出来るよう取り計らってつかわそうぞ。ほら、繩目....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
はや、もう論外でな、きのうまでに丁度十一人じゃ」 「と申すと?」 「人身御供にお
シャブリ遊ばした女子が都合十一人に及んだと申すのじゃ。娘が六人、人妻が三人、若後....
「家」より 著者:島崎藤村
なさそうに。 「今夜は何だか心地が悪いんですもの――」と言って、お雪は小さな手を
シャブっている子供の顔を眺めた。 無邪気な学生時代を思わせるような笑声が起った....
「千曲川のスケッチ」より 著者:島崎藤村
君が私達の食事する側へ来ての話だった。赤犬は廻って来て、生徒が投げてやる鳥の骨を
シャブった。 食後に、私達は主人に案内されて、黒い土の色の畠の方まで見て廻った....
「オリンポスの果実」より 著者:田中英光
ねつ》で溶《と》けるような甲板の上ででも、あなたや内田さんと、デッキ・ゴルフや、
シャブルボオドをして遊んでいれば、暑さなど、想《おも》ってもみない、楽しさで充実....
「小浅間」より 著者:寺田寅彦
量部から派遣された二人の測夫と三人の仮の宿である。これからまた少し離れた斜面にヤ
シャブシを伐採して急造した風流な緑葉ぶきの炊事小屋が建ててある。三本の木の株で組....