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ジュバン
「ジュバン〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ジュバンの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「外来語所感」より 著者:九鬼周造
だのコップだのは生活上の必要から言馴れてもうすっかり落ついてしまったではないか。
ジュバン(襦袢)などになると完全に時効にかかってしまって外来臭を脱している。もと....
「街はふるさと」より 著者:坂口安吾
万円余の現金であった。彼女は行李の中のものを片づけて、 「これがキモノか。これが
ジュバンだ。このフロシキに包んでやれ。ヘッ。ズロースと、お腰も持ってッてやろうか....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
水夫たちを掻きわけて舷側へ進んで行くのは、キンとトクだ。袖の短いシャツのような白
ジュバンに白パンツをはき、頭髪をキリリと手拭で包んでいる。今日は彼女らは綱持ちで....
「我が人生観」より 著者:坂口安吾
い。アンコ型の力士は健康なものではなくて病的なものだから、我々男がふとった大女の
ジュバンの相撲などに興味がもてないように、女には男の相撲に興味がもてないのかも知....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
レハシマイカラ一ツタマシイヲ抜カシテヤロウト心附イタカラ、緋縮緬《ひぢりめん》ノ
ジュバンニ洒落《しゃれ》タ衣類ヲ着テ、短刀羽織デヒョウシ木ノ木刀ヲ一本サシテ逢イ....
「雪」より 著者:中谷宇吉郎
煙の粒子、細塵などに附着して出来る質量の大きなイオンである。これはフランスのラン
ジュバンが初めて巴里《パリ》の大気中で発見したので、発見者の名をとってランジュバ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
(九月中旬)お送りしてかえらず、そちらにあるメイセン絣ペナペナだけれども、今ごろ
ジュバンの上へお着になれます、どうぞそれを着ていらして下さい。新しいのをこしらえ....