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ジョイ
「ジョイ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ジョイの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「一週一夜物語」より 著者:小栗虫太郎
ード・エス・ジェソップ商会というのに勤めていた。この店は、ブロンズ扉や、ボード・
ジョインターや特殊錠、欄間調整器などの建築金具を輸入し、輸出のほうは、印度、蘭印....
「神経」より 著者:織田作之助
はむつかしいのである。小説のような自由な形式の芸術でも、紋切型がある。ジェームス
ジョイスなどこの紋切型を破ろうとして大胆不敵な「ユリシイズ」を書いたが(「……」....
「土足のままの文学」より 著者:織田作之助
今後の文学の行き方を示しているか判らないくらいだ。 「ファビアン」を読んで、次に
ジョイスの「ユリシーズ」を読み、僕は更に新しい文学の行き方が判り、僕らの野心とは....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
の親書は、愛情の誓いをもってむすばれている。「善良なるトマスと、忠誠なるマウント
ジョイに、わが心からなる挨拶を伝うることを忘れ給うな。朕が受けしものについて、彼....
「青春の息の痕」より 著者:倉田百三
ます。私はそれを怖れ忌んでいます。トマスが「なんじ静かなるところに退きて神をエン
ジョイせよ」といったのが心にしみます。私はこの頃はトマスの理想とするような生活を....
「宝島」より 著者:佐々木直次郎
なるよ、ホーキンズ。君は、リヴジー君、船医だ。私は司令官になる。レッドルースと、
ジョイスと、ハンターもつれてゆこう。我々は、順風を受けて、速く航海し、何の苦もな....
「女類」より 著者:太宰治
《つ》いて論じ合ったりなど致しますと、まさしく解放せられたる自由というものをエン
ジョイしているような実感がして来たものです。 そのうちに僕は、新橋の或《あ》る....
「野狐」より 著者:田中英光
いと言いだしたから、私は大切にしていたクロポトキンの「ロシア文学の理想と現実」、
ジョイスの「ダブリンの人々」他二、三冊の洋書を、訪ねてきた編集者に頼み、一面識だ....
「ふもれすく」より 著者:辻潤
ッてないのかも知れない。 イジイジコセコセと変に固苦しく、生活を心の底からエン
ジョイすることを知らず、自分の感情を思う存分に托する歌一ツだに持たず、狭い自分達....
「颱風雑俎」より 著者:寺田寅彦
たことがあった。ナウエンの無線電信塔の鉄骨構造の下端がガラスのボール・ソケット・
ジョイントになっているのを見たときにも胆を冷やしたことであった。しかし日本では濃....
「技術的精神とは何か」より 著者:戸坂潤
技術的精神は近代文化の根本精神であると私は考えている。それを説明したいと思う。ジェームズ・
ジョイスの『ユリシーズ』物語つまりオデュッセイア物語の主人公は、ディーダラスで、....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
ムズが問題にしているような「意識の流れ」としての生は、まだ必ずしも生活ではない(
ジョイスの『ユリシーズ』が吾々の生活意識をあまりに刺戟しない点を見よ)。少なくと....
「読書法」より 著者:戸坂潤
リアリズムの動きが発生する。かくてロマンの形式の決定的崩壊さえ始まる(プルスト・
ジョイス)。 かくてロマンはブルジョア社会に固有な文学的ジャンルであり、ブルジ....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
固定物処ではなく、流動こそが事物の本性だということになっている。二十四時間の長篇
ジョイスの『ユリシーズ物語り』は、およそ機械論などというものとは縁の遠い現実その....
「現代小説展望」より 著者:豊島与志雄
描こうとするに当って、プルーストは主に記憶の連鎖をたどっていった。がジェームズ・
ジョイスは、意識の動きを直接に跡づけようとした。「意識の流れ」をじかにたどろうと....