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「スコラ的〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

スコラ的の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
デカルトと引用精神」より 著者:戸坂潤
源泉は、ありと凡ゆる処から来ている。恐らくデカルトは、一般にそういう文献学的な(スコラ的・学校的)知識において甚だ豊富な学者であったと推定される。そして特にスコ....
読書法」より 著者:戸坂潤
源泉は、ありと凡ゆる処から来ている。恐らくデカルトは、一般にそういう文献学的な(スコラ的・学校的)知識において甚だ豊富な学者であったと推定される。そして特にスコ....
技術の哲学」より 著者:戸坂潤
スペインの制海権を奪った新興階級のイデオローグに相応わしからぬ、中世的・旧教的・スコラ的・な残存物を多分に持っている。彼が実験」と呼ばれているが、この解釈とは、....
日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
ンス又はインテレクトが、感覚から独立した心的能力だという考えは、ブルジョア的又はスコラ的認識論の迷信である)。例えば労働者が自分の社会階級上の利害関係を本能的に....
現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
(ワイゼ)とはなれない。で、もし強いて之を何かの科学方法にするならば、その科学はスコラ的となる外はない、アンセルムスの神の存在の本体論的証明のような方法に従って....
現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
――それは多くアリストテレスから来たのだが――が云い表わすところのものは、それがスコラ的であるだけで、要するに名辞に過ぎないだろう。元来この名辞が云い表わす筈で....
認識論とは何か」より 著者:戸坂潤
「第一哲学」という観念をこういう風に準備哲学のことと見做している。そうでなければスコラ的な学術僧院用語に堕する他ない。 さて認識は普通、哲学学術的常識では、科....
思想としての文学」より 著者:戸坂潤
ー的社交団体であったのであり、之は「俗悪」な現世的な自然探究や実験を以て、神聖なスコラ的聖書解釈学に対抗したものである。処が今日ではこの俗物のアカデミーの後進で....
辞典」より 著者:戸坂潤
。 スコラ哲学の解釈哲学(聖書・教理・文献の解釈)に反対し、従ってその方法たるスコラ的形式論理の分析的演繹の論理に反対したものは、自然を支配するために実験によ....
日本の民衆と「日本的なるもの」」より 著者:戸坂潤
には、要するに現代の吾々日本民衆が問題になるのでなければなるまい。日本的なもののスコラ的定義ならば、歴史からあれこれの特色を云わば好みに従って取って来ることも出....