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セコ
「セコ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
セコの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「生まれいずる悩み」より 著者:有島武郎
を知らないものには、日がいち早く蝕まれるこの気味悪いさびしさは想像がつくまい。ニ
セコアンの丘陵の裂け目からまっしぐらにこの高原の畑地を目がけて吹きおろして来る風....
「カインの末裔」より 著者:有島武郎
上にある村の共同墓地だった。そこの上からは松川農場を一面に見渡して、ルベシベ、ニ
セコアンの連山も川向いの昆布岳《こんぶだけ》も手に取るようだった。夏の夜の透明な....
「外科室」より 著者:泉鏡花
た》るるあり、予のごとき、われを忘れて、ほとんど心臓まで寒くなりぬ。 三|秒《
セコンド》にして渠が手術は、ハヤその佳境に進みつつ、メス骨に達すと覚しきとき、 ....
「春昼後刻」より 著者:泉鏡花
音はと思うに、きりはたりする声は聞えず、山越えた停車場の笛太鼓、大きな時計の
セコンドの如く、胸に響いてトトンと鳴る。 筋向いの垣根の際に、こなたを待ち受け....
「夜行巡査」より 著者:泉鏡花
きれつ》しおれり。 八田巡査はこれを見て、躊躇《ちゅうちょ》するもの一|秒時《
セコンド》、手なる角燈を差し置きつ、と見れば一枝の花簪《はなかんざし》の、徽章《....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
でない」といいつつも久しぶりでの試みに自ずと筆が固くなって、余りに細部の雕琢にコ
セコセしたのが意外の累いをした。が、『平凡』の時は二度目の経験で筆が練れて来たと....
「爬虫館事件」より 著者:海野十三
た。そして帆村探偵の姿も、やがて忍び闇の中に紛れこんでしまった。それからは時計の
セコンドの響きばかりがあった。午後五時、六時、七時、それから八時がうっても九時が....
「女の決闘」より 著者:オイレンベルクヘルベルト
っている。停車場から鐸の音が、ぴんぱんぴんぱんというように遠く聞える。丁度時計の
セコンドのようである。
セコンドや時間がどうなろうと、そんな事は、もうこの二人には....
「白峰の麓」より 著者:大下藤次郎
悪い。柱時計の音は、十を数え十一を数え、十二を数えた。山中の夜は静かで、針を刻む
セコンドは殊更に冴えて耳元に響く。やがて一時が鳴る。すぐ上の塒では一番鶏が啼く。....
「温泉」より 著者:梶井基次郎
くらいの木造建築がとりつけてあった。そしてこれが村の人達の共同の所有になっている
セコノタキ温泉なのだった。 浴漕は中で二つに仕切られていた。それは一方が村の人....
「交尾」より 著者:梶井基次郎
けていた私はよくこんなことを口ずさんだ。 ――ニシビラへ行けばニシビラの瑠璃、
セコノタキへ来れば
セコノタキの瑠璃。―― そして私の下りて来た瀬の近くにも同じ....
「怪しの館」より 著者:国枝史郎
ている。で、そこから音が聞こえる。カチ、カチ、カチ、……カチ、カチ、カチ! ――
セコンドを刻む音である。 長針と短針とが矢のように、白い平盤の表面に、矩形をな....
「ねじくり博士」より 著者:幸田露伴
のカネ。天地は重箱の中を附木で境ッたようになッてたまるものか。兎角コチンコチンコ
セコセとした奴らは市区改正の話しを聞くと直に日本が四角の国でないから残念だなどと....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
つかない。常連どもは大よろこびで、 「この碁席はノンビリしてまんなア」 「碁はコ
セコセしたらあかんわ」 コ
セコセしとらんわけである。右の隅でできたシチョウが左....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
。 このお二人は姐御株で、お嬢さん連に相当ニラミのきく存在らしい。 大阪はコ
セコセしているというが、どうだろう。非常に積極的な実利主義と同時に、長い物にはま....