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ソルボンヌ大学
「ソルボンヌ大学〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ソルボンヌ大学の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「母子叙情」より 著者:岡本かの子
立てていますが、基礎にはカントの美学が影響を持っているようです。彼はだいぶ永い間
ソルボンヌ大学でそれを研究していました。だが彼の画風は、理窟っぽいぎすぎすしたと....
「道標」より 著者:宮本百合子
に加えた五人づれで、気持よく爽やかな日暮れ前のリュクサンブール公園のなかを歩き、
ソルボンヌ大学附近やこの公園の中では特にゆき合うことの多い中国青年たちが、素子と....
「これから結婚する人の心持」より 著者:宮本百合子
豪になる代りに、人類へその科学上の発見を公開して、キュリー夫人は五十歳を越しても
ソルボンヌ大学教授としての収入だけで生活して行った。キュリー夫妻の人間としての歴....
「キュリー夫人」より 著者:宮本百合子
一九一四年の夏は、ピエール・キュリー街にラジウム研究所キュリー館ができ上ってキュリー夫人はそこの最後の仕上げの用事と、
ソルボンヌ大学の学年末の用事とで、なかなか忙がしかった。フランスの北のブルターニ....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
した。勿論このことは、決して日本だけの事情ではなくて一九三五年六月にはフランスの
ソルボンヌ大学に於て科学総合に関する国際会議第一回が開かれ、一九三六年六月にはコ....
「キュリー夫人の命の焔」より 著者:宮本百合子
貴族の家の住込家庭教師として辛抱したマリヤ。やっと自分が巴里へ行ける番になって、
ソルボンヌ大学の理科の貧しい学生となってからのマリヤが、エレヴェータアなどありっ....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
ただ彼らは、その俗謡を高尚ならしめようとつとめていた。彼らは俗歌を取り上げて、
ソルボンヌ大学の論文みたいに堂々たる交響曲《シンフォニー》の主題としていた。それ....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
たことも言わないこともともに彼女には心配の種となった。 最後の発表の日が来た。
ソルボンヌ大学の校庭に、採用者の名前が掲示された。アントアネットはオリヴィエ一人....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
ときには文書館へ古い書類を写しに行った。自分にわからないことがあると、古典学校や
ソルボンヌ大学などの懇意な学生のところへ行って説明してもらった。彼は著名な先祖の....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
院を、アヴェンティノの丘としてはサン・タントアーヌの一郭を、アシナリオムとしては
ソルボンヌ大学を、パンテオンとしてはパンテオンの殿堂を、ヴィア・サクラとしてはイ....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
。一つは最期の日双肩にになうべきものである。罪悪を勧める頭を sorbonne(
ソルボンヌ大学)と呼び、罪悪を償う頭を tronche(クリスマス用の薪)と呼ん....
「死刑囚最後の日」より 著者:豊島与志雄
の頭は二つの名前をもっている。考えたり理屈をこねたり罪悪をすすめたりする時には、
ソルボンヌ大学と言い、死刑執行人に切られる時には、切株となる。また時とすると、通....
「あるニュウ・フェイスへの手紙」より 著者:岸田国士
ったく、あの劇場の雰囲気に接したものでないとわかるまいと思います。 早速、僕は
ソルボンヌ大学のルボン教授に紹介状をもらって、ジャック・コポオを訪ねました。その....
「だいこん」より 著者:久生十蘭
方がいられることを思うとすぐ希望が戻ってきた。 フランスの人民戦線の行動隊と、
ソルボンヌ大学の〈|王の親衛隊《カムロ・ド・ロア》〉の突撃隊がコンコルドの広場で....
「墓地展望亭」より 著者:久生十蘭
が、竜太郎には一字も読むことが出来ない。どんなことが書いてあるか知りたくなった。
ソルボンヌ大学にダンピエールという東洋語の先生がいる。その先生に読んで貰おうと思....