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タヒチ島
「タヒチ島〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
タヒチ島の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
はただ桃太郎が鬼が島を伐つに犬を伴れ行ったという類話が南洋にもある事を述べよう。
タヒチ島のヒロは塩の神で、好んで硬い石に穴を掘る。かつて禁界を標示せる樹木を引き....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
しても、本来汚臭を厭わず糞穢を食うというが、既にその大欠点といわざるを得ぬ。南洋
タヒチ島原産で今日絶え果てた豕ばかりは、脚と鼻長く、毛羊毛ごとく曲り、耳短く立ち....
「地球要塞」より 著者:海野十三
たのである。 その位置は、南アメリカ大陸を西へ越した南太平洋にある、有名な仏領
タヒチ島に近いところであった。布哇《ハワイ》島からいえば、丁度真南に当り、緯度で....
「死刑囚最後の日」より 著者:豊島与志雄
ルコは文明の風に浴している。未開の民へでもない。彼らでさえそれをきらっている。(
タヒチ島の州会は最近死刑を廃した。)それよりなお数段文明の階段をくだって、スペイ....
「「太平洋漏水孔」漂流記」より 著者:小栗虫太郎
とは、サモア語の白人という意味。みれは、熟れかかった桃のような肌の紅味、五体は
タヒチ島土人ときそう彫刻的な均斉。思わず、キューネがほうっと唸ったように、まさに....
「イグアノドンの唄」より 著者:中谷宇吉郎
の住民が使っていたのと、全く同じ筏《いかだ》を造って、この若い探検家は、南米から
タヒチ島の近くまで、自分で漂流をしてみたのである。そして南太平洋の大洋の真中《ま....