タロ芋[語句情報] » タロ芋

「タロ芋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

タロ芋の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
南島譚」より 著者:中島敦
、どちらかを今少し減じ給え。もし此の願が余りに慾張り過ぎていないなら、何卒、と。タロ芋を供えて彼が祈ったのは、椰子蟹カタツツと蚯蚓《みみず》ウラズの祠《ほこら》....
光と風と夢」より 著者:中島敦
―強請する、という言葉なら、実に沢山ある。貰うものの種類によって、――魚だとか、タロ芋だとか、亀だとか、筵《むしろ》だとか、それに依って「貰う」という言葉が幾通....
怪星ガン」より 著者:海野十三
る原地人たちのほとんど全部が、衣食住に金をかけていない。かれらの食物はタピオカやタロ芋やバナナやパパイヤや、それから魚などだ。それらは自然に島にたくさんなってい....
環礁」より 著者:中島敦
寂しい島 寂しい島だ。 島の中央にタロ芋田が整然と作られ、その周囲を蛸樹《たこ》やレモンや麺麭《パン》樹やウカルな....